こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、哲学者プラトンの『アカデメイア』について紹介します。
みなさんは、『アカデメイア』という言葉を聞いた事はありますか?
たぶん、聞いた事のない方がほとんどだと思います。『アカデメイア』とは物凄く簡単に言ってしまうと、プラトンのつくった学校の事です。
ここでは、古代ギリシアにおいて哲学者であったプラトンがなぜそんな場所をつくったのか、何をしたかったのか紹介していきます。
『アカデメイア』とは?
先に結論から述べますと、哲学者であったプラトンが『アカデメイア』をつくった理由とは『哲人王を生み出す』ためです。
もう少し具体的に言いますと、プラトンは『理想の国家』をつくろうと、それを追い求める哲学者のような思想を持った王に相応しい人材を自らの手で生み出すそうと考えて『アカデメイア』という学校をつくったわけです。
そもそもの話、プラトンはどうして「哲学者のような思想を持った王に相応しい人材」を生み出そうと考えたのでしょうか?
ここで少し復習をさせてほしいんですけど、前回、プラトンの『哲人王』という思想に関して紹介しました。ざっくりとした説明をしますと、民主主義というそれまでの国の在り方を否定して「国というのは『理想の国家』を求め続ける優秀な哲学者のような王が統べるべきだ!」という考え方の事です。
前に『哲人王』という考えを聞いた時点で疑問に感じた方もいるかもしれませんけど、そもそも「『理想の国家』を求め続ける優秀な哲学者のような人物」が都合よく現れるでしょうか?
正直、待っていても現れるとは思えません。もしいたとしても、その人が王様になってくれる保証もないです。そこで、プラトンはそうした国のリーダーとしてふさわしい優秀な哲学者を生み出す為に、学園を創設することにしたわけです。
ようするに『アカデメイア』というのは、民主主義を否定していたプラトンが自身の考える『理想の国家』をつくるために、『哲人王』という彼の考える王として相応しい人材を生み出すために創設された場所なのだと思っておきましょう。
さいご
今回は、哲学者プラトンの『アカデメイア』について紹介しました。
まとめると、
- 哲学者であったプラトンが『アカデメイア』をつくった理由とは『哲人王を生み出す』ため
- 『アカデメイア』というのは、民主主義を否定していたプラトンが自身の考える『理想の国家』をつくるために、『哲人王』という彼の考える王として相応しい人材を生み出すために創設された場所
最後までお読み頂きありがとうございました。
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