こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、高いパフォーマンスを発揮するために必要なモノについて紹介します。
みなさんは、『ヤーキーズ・ドットソンの法則』という言葉を聞いた事はありますか?
たぶん、聞いた事があると答えられる方は少ない筈です。簡単に言ってしまうと、私達が高いパフォーマンスを発揮するために必要となるモノに関して唱えられている理論を表しています。
スポーツはもちろん、仕事や勉強では少しでも良い成果を出したいと誰だって思う筈です。
ここでは、いざという時に良い結果を残せるよう、高いパフォーマンスを発揮するために必要となるモノを紹介していきます。
高いパフォーマンスを発揮するために必要なモノ
先に結論から言いますと、高いパフォーマンスを発揮するために必要なモノとは『適度なプレッシャー』です。
もう少し具体的に言うと、私達は仕事や勉強なんかで良い成果を出すためには「ミスをしたら後の作業を倍にするぞ!」などといった緊張感を持たせる必要があるそうです。
正直、当たり前すぎることを言われて「は?」と思われたかもしれません。一部の人にとって、プレッシャーが無いと私達人間という生き物のほとんどは行動できないという話は常識かもしれないんですけど、そもそもの話、それを感覚的にではなくて明確に証明した事例ってあるんでしょうか?
ほとんどの人は頭でわかっていても「なんで適度なプレッシャーがいるんだよ?」と聞かれたなら答えに詰まる筈です。というか、所謂ブラック企業なんかに働いている人などは「プレッシャーなんてない方が仕事できるだろ!」と強く主張するかもしれません。
そうした疑問に答え、私達が高いパフォーマンスを発揮するためにプレッシャーが必要ということを、ネズミを使った実験によって明確化したのが『ヤーキーズ・ドットソンの法則』なのです。
ざっくりとした説明をしますと『ヤーキーズ・ドットソンの法則』とは、心理学者のロバート・ヤーキーズとJ・D・ドットソンの行った迷路に入れたネズミを用いた実験で、電気ショックというプレッシャーの強度によってネズミの学習効果はどう変化するのかを確認するものでした。
その実験の結果、電気ショック(プレッシャー)を強めることでネズミの学習効果(パフォーマンス)が上がることと、難しい課題の際には電気ショックを強めすぎてしまうと逆にネズミの学習効果が下がってしまうことが分かりました。
ようするに、ネズミの学習効果を最大限に上げるためには、単に電気ショックを強めすぎても弱めすぎてもダメで『適度なプレッシャー』が必要だという結論に至ったのが『ヤーキーズ・ドットソンの法則』なんです。
ここで少し話は変わるんですけど、この実験の結果を先程した一例と照らし合わせてみてください。
さっき「成果を出すのにプレッシャーがいるのなんて常識じゃね?」みたいなことを説明しながら、ブラック企業の社員なら「プレッシャーなんて必要ない‼」というちょっと矛盾した例を出しました。
前提として、このブラック企業のプレッシャーというのは「ミスをしたら即クビ!」のような多大な圧力だと思います。だとすると『ヤーキーズ・ドットソンの法則』による実験で出た強すぎるプレッシャーはパフォーマンスを下げるという話と合います。
ようするに何が言いたいのかというと、単純にネズミにしか適用される話ではなくて『ヤーキーズ・ドットソンの法則』による実験で出た答えは、私達にも適用されるのです。
私達が高いパフォーマンスを発揮するためには、緊張感が全くないのも問題で、ブラック企業からの強すぎるプレッシャーでもなく、その中間くらいの『適度なプレッシャー』を意識することが大事なわけです。
なので、もしもいざという時に良い結果を残したいと考えておられるなら、『適度なプレッシャー』を念頭に置いて行動してみましょう。
さいご
今回は、高いパフォーマンスを発揮するために必要なモノについて紹介しました。
まとめると、
- 高いパフォーマンスを発揮するために必要なモノとは『適度なプレッシャー』
- 私達が高いパフォーマンスを発揮するためにプレッシャーが必要だということを、ネズミを使った実験によって明確化したのが『ヤーキーズ・ドットソンの法則』
最後までお読み頂きありがとうございました。
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