こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、頼みごとを断られないためのテクニックを紹介します。
みなさんは、何か提案をして断られたことはありませんか?
仕事に限った話ではなくて、例えば、知人にボランティアの手伝いを頼んだ時など「ごめん、今日は無理」と私達にとって身近な事でも断られる機会があると思います。
ここでは、そんな時に使える頼みごとを断られないためのテクニックを紹介していきます。
頼みごとを断られないためのテクニック
先に結論から言いますと、頼みごとを断られないためのテクニックとは『誤前提提示』と呼ばれる心理学の方法です。
これは、相手に二者択一の質問を投げかけることで、頼みごとを引き受けるのは既に決まっているのだという思い込みをさせ、断る余地をなくそうとする方法になります。
もう少し具体的に言うと、例えば職場の知人に「今日どこか飲みに行かない?」と誘われたとしましょう。この時、あなたなら何と答えますか?
親しい友人なら素直に「いいよ、どこで飲む?」と返事をするかもしれません。ただ、仕事の後で疲れていたり、苦手な人だったりしたなら面倒だと感じて「ごめん、用事があるから無理」と断る人も多いと思います。このように、私達の普段使っているような質問だと相手に断る余地があるのです。
ここで最初と同じ場面で「いい店知ってるんだけど、洋食と和食ならどっちがいい?」と誘われたなら、自分は何と答えるか考えてみてください。
質問してきた人が返事をしたくない程に嫌いな人でない限りは「ごめん、用事があるから無理」などと答える方はいないと思います。ほとんどの方は「洋食」か「和食」か返事をするはずです。
このように断る余地を作らせず、「洋食」か「和食」かといった具合に行くことを前提としている選択肢だけを選ばせる質問を投げかける方法を『誤前提提示』と言います。
買い物が長くなってしまうのは、人間の習性?
ここまで『誤前提提示』に関してざっくりとした説明をしました。しかし、そもそもの話なんですけど、なんで二者択一の質問をされた人は、頼みごとを引き受けるのは既に決まっているという思い込みをしてしまうのでしょうか?
その理由を簡単に言ってしまうと、私達は選択肢を与えられるとその中から選ばないといけないという気持ちになる習性を持っているからです。
「そんなわけ無いだろ?」と思われた方もいるかもしれません。例えばの話、何か好きなものを買いに出かけている場面を想像してみてください。
その時、店の中に並べられた商品を前にして何時間も悩んだりしたことはありませんでしか?
もっと身近なモノで言うと、ドーナッツやアイスクリームを買う時などに沢山ある種類の中から選ぶのに迷ったりしたことが誰しも一度はあるはずです。
ここで質問なんですけど、こうして迷っている時に「よし! 今日は選べそうにないから買うのをやめよう!」なんてことを唐突に考えたことはありますか?
そんなことを考えられる人は、まずいないと思います。ようするに何が言いたいかというと、私達は沢山の種類の並べられた商品を前にして「どれにしようかな?」と悩んでいる時点で、買わないという選択肢を失っているのです。
こうした私達の持っている習性をした利用しているのが『誤前提提示』なわけです。
なので、もしも頼みごとをどうしても聞いてもらいたい場面に遭遇したなら、自分にとって都合のいい選択肢を用意してから質問することを意識してみましょう。
さいご
今回は、頼みごとを断られないためのテクニックを紹介しました。
まとめると、
- 頼みごとを断られないためのテクニックとは『誤前提提示』
- 相手に『二者択一の質問』を投げかけることで『頼みごとを引き受けるのは既に決まっている』のだという思い込みをさせて断る余地をなくそうとする方法
最後までお読み頂きありがとうございました。
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