こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、人にやさしくする際に気を付けるべきことを紹介します。
みなさんは、『善意の押し売り』という言葉を聞いた事はありませんか?
簡単に言ってしまうと、本人は親切でしている行為によって相手に迷惑を掛けたり、傷つけてしまうことを表しています。意外かもしれないんですけど、私達は知らず知らずのうちに『善意の押し売り』をしてしまっているかもしれないんです。
ここでは、自分でも気づかぬうちに相手に迷惑をかけてしまはない様、人にやさしくする際に気を付けるべきことを紹介していきます。
人にやさしくする際に気を付けるべきこと
先に結論から言いますと、人にやさしくする際に気を付けるべきこととは『相手の事をできるだけ理解しようとする』ことです。
もう少し具体的に言うと、誰かにプレゼントを贈ったり、何か親切をしたりする際に「これって迷惑にならないかな?」と事前に考えて、相手のスケジュールや自分が実際に行動した後の結果を相手の立場になった視点から予測して邪魔にならないように努める必要があるのです。
正直「は? そんなの当たり前だろ?」と思われた方は結構いると思います。しかし、そう頭では理解していても私達は実践できてはいないのです。
その証拠として最も有名なのはボランティアです。ここで質問なんですけど、被災地へのボランティアとして何か物品を送ったことはありますか?
その中には水や食料といった物以外に、千羽鶴といった特殊な物を送った人もいると思います。実際に被災地にいる人が千羽鶴を受け取る瞬間というのは、ドキュメンタリーなどで流れたなら感動的に思う場面かもしれません。
ただ、ここで少しだけ考えてみてください。もしも自分が被災地にいる側だったとして、千羽鶴を受け取ったとして嬉しいでしょうか?
「嬉しいに決まってんだろ?」という意見もあると思います。しかし、よく考えてみてください。災害によって住む家を失って今を生きるだけでも精一杯な人達が、嫌な言い方ですけど何の役に立つかもわからない様な折り紙をもらって喜べるでしょうか。
個人的な意見ですけど、私自身が実際に被災地にいる立場を想像すると「こっちは今も死ぬような思いしてんのに、コイツは何考えてんだ!」とブチ切れるような気がします(汗)
加えて、ボランティアというのは個人でやるものではなくて、縁もゆかりもない大勢の人が集まって行われます。なので、もしかすると「千羽鶴を送ろう!」と考えた人は他にもいて、被災地には大量の折り紙が集まってしまう可能性もあります。
ようするに何が言いたいかというと、被災地に千羽鶴を送るという一見すると良い事をしていそうな行為でも、実際には相手に多大な迷惑をかけてしまっているかもしれないのです。このように、私達の気付かないところで『善意の押し売り』をしている可能性があると理解しておきましょう。
実は自己満足ではないかと問いかけてみる?
ここまで、私達が親切でしているつもりでも、実際は相手の迷惑になっている可能性があるという事を説明しました。
では、そうした『善意の押し売り』にならないようにするためにはどうすればよいのでしょうか?
その方法をはっきり言ってしまうと、相手の立場になって物事を見る視点を持つことです。
ようするに、「これは自分がされた嫌だな」といった感じで実際に行動した後のことを想像して、相手の迷惑にならないかどうかを事前に何度も検証することを意識しておくことです。
ただ「そんなことは偉そうに言われなくても分かってんだよ!」と思われた方もいるかもしれません。
正直な話、私自身も「これって迷惑じゃなかったかな?」と後から後悔することは今でも多分にありますし、頭では理解していてもやってしまう可能性があることが問題なのです。
そこでオススメしたいのは、何かをしようとした時に「これって自己満足じゃないか?」と問いかけてみる方法です。
どういうことかと言いますと、そもそもの話、『善意の押し売り』に関して頭では理解していてもやってしまう可能性があるのはなぜでしょうか?
その理由の一つを簡単に言ってしまうと、親切という行為の多くは相手の状況を理解して動くというよりも、自身の感情を優先させた結果として動くことの方が圧倒的に多いからです。
つまりは、親切というのは計画があるようでない突発的な行動なわけです。なので『善意の押し売り』にならないためには、自身の感情を脇に置いて冷静になる瞬間が必要になります。
「これって自己満足じゃないか?」と問いかけてみる方法は、感情を優先させて『善意の押し売り』になってしまはない様に冷静になって相手の立場になって物事を見る視点を持つための行動なわけです。
今までの行動を振り返ってみて「これって『善意の押し売り』になってないかな?」と思うところがあった人は、ぜひ試してみてください。
さいご
今回は、人にやさしくする際に気を付けるべきことを紹介しました。
まとめると、
- 人にやさしくする際に気を付けるべきこととは『相手の事をできるだけ理解しようとする』こと
- 何か親切をしたりする際に「これって迷惑にならないかな?」と事前に考えて、相手のスケジュールや自分が実際に行動した後の結果を『相手の立場になった視点』から予測して邪魔にならないように努める必要がある
最後までお読み頂きありがとうございました。
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