なぜ今の人類が存在しているのか?【サピエンス全史】

書評

こんにちは! 物書きの忍者です!

今回は、なぜ今の人類が存在しているのかを考えてみたいと思います。

みなさんは、どうして今の人類が地球上に存在しているのか疑問に思ったことはありませんか?

漠然としたイメージですけど、大昔って恐竜とかメッチャ強い生物がうじゃうじゃいたのに、その大半が滅んでしまう中でどちらかというと貧弱な部類に入る私たちの先祖は生き残ったわけですから、不思議に思ったことのある方は意外に多い筈です。

ここでは、世界的ベストセラーにもなったユヴァル・ノア・ハラリの著書『サピエンス全史』を参考に、なぜ今の人類が存在しているのかを考えてみたいと思います。

なぜ今の人類が存在しているのか?

先に結論から言いますと、ユヴァル・ノア・ハラリの著書『サピエンス全史』では今の人類が存在している理由の一つは『想像力を持っていたから』だと書かれています。

もう少し具体的に言うと、私たちの祖先はある自然現象から神様を連想するなど、他の生物とは違い『目に見えないものを想像する力』を持っていたことで大勢の種族と連携をとることができ、協力して生活できたからこそ生存できたのです。

そもそもの話、私たちの祖先はホモ・サピエンスと一緒くたにして呼ばれていますけど、実際はネアンデルタール人とかホモ・エレクトゥスとか、「最も古い先祖ってだれ?」と言いたくなるくらいにとても多くの種がいたそうです。

ようするに私たちの知っているホモ・サピエンスというのは、そうした多岐にわたる他の系統を押しのけて、今まで生き残ってきた種を指しているのです。

それを踏まえた上で、大昔に生物としてだけではなく人類としてでさえネアンデルタール人などよりも筋力といった面からも劣っていた筈の私たちの祖先は、どうして生き残れたのでしょうか?

その理由は「他よりも脳が大きくて賢かったからじゃないの?」と殆どの人が思っている筈です。確かに、火の利用石器という発明による影響は非常に大きいと思います。ただ、それだけだとネアンデルタール人といった人類も行っていた筈で、ホモ・サピエンスだけが今の時代まで生き残れるほどの力を付けた理由としては疑問です。

そこで『サピエンス全史』のある記述によると、ホモ・サピエンスという種は他とは違い『想像力』を持っていたからだと説明されています。

どういうことかと言うと、例えばの話、遠くの水辺で一匹のライオンが水を飲んでいるところを目撃したとしましょう。それを目撃した者は「あの水辺にはライオンが一匹いたから気をつけろ!」と仲間に自分の見たそのままの情報を報告すると思います。

しかし、ホモ・サピエンスという種は『想像力』を持っていたことで「もしかすると、近くにライオンの群れがいるかもしれない」といったように実際に見たわけでない情報も知らせることが出来ました。

この違いが、非力であったはずのホモ・サピエンスという種が生き残って、人類の祖先と呼ばれるようになるきっかけになったのだそうです。

なので、もしも何か創作活動をしていて「これってなんの役に立つんだ?」と誰かにバカにされた経験のある人は、ちょっと言い訳っぽいですけど創作に大きく関わる『想像力』というのは、実は私たちの先祖が生き残る重要なきっかけになったのだと言い返してやりましょう。

さいご

今回は、なぜ今の人類が存在しているのかを考えてみました。

まとめると、

  • 今の人類が存在している理由の一つは『想像力を持っていたから』
  • 私たちの祖先はある自然現象から神様を連想するなど、他の生物とは違い『目に見えないものを想像する力』を持っていたことで大勢の種族と連携をとることができ、協力して生活できたからこそ生存できた

人類史について興味の湧いた方、もう少し詳しく知りたいと思った方はユヴァル・ノア・ハラリの著書サピエンス全史を読んでみてください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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