こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、簡単に相手を貶めてしまう理由を考えてみたいと思います。
みなさんは、誰かを馬鹿にした経験はありませんか?
嫉妬や陰口などといったものだけでなくて、テレビのクイズ番組で珍回答を繰り返す芸能人に対して「うわ、こいつバカだな」と内心で思ってしまった経験のある方はいると思います。
ここでは、どうしても自分より能力が低いように見える相手を目の前にした時、簡単に相手を貶めてしまう理由を考えてみたいと思います。
簡単に相手を貶めてしまう理由
先に結論から言いますと、簡単に相手を貶めてしまう理由とは『自身の常識を基準にしている』ためです。
もう少し具体的に言うと、自分よりも能力の低い相手を貶してしまう原因というのは、そうすることで相対的に自分自身の立ち位置を高めるためでなく、自身にとって常識だと思っていることを基準にしてしまっているために発生しているのです。
そもそもの話、自分たちは、どういった瞬間に相手を見下したような行動に出てしまっているでしょうか?
今までに一度もしたことがないという方は多分いないと思います。面と向かって相手に「お前ってバカだよな」みたいなちょっと非常識な行動にでたことのある方はいないと思いますけど、テレビのクイズ番組などで出演している芸能人に「何であんなのも分からないんだ?」と本音をポロッと口にしてしまった事のある方は意外にいる筈です。
正直、私たちの長い人生の中でも相手に尊敬などを抱くこと以上に、嫉妬や下に見ることの方が圧倒的に多いと思います。
で、そもそもの話、どうして私たちは相手を見下してしまいがちになるのでしょうか?
その原因を理解するためには、前提としまして、私たちの中に根付いている『平等』という言葉を理解しておく必要があります。
嫌な言い方になりますけど、女性と男性、白人や黒人といった差別が今も少なからず続いている社会で、心底から『平等』という言葉を信じている方はいないと思います。しかし、私たちは無意識の中で、能力において平均という名の『平等』を追い求めているきらいがあります。
もう少しわかりやすい言い方をしますと、例えばの話、乾電池で動くタイプのラジコンカーを想像してみてください。仮にですけど、軽く前進させようとしてラジコンを操作したはずなのに、車がすごいスピードでバックしたとしましょう。その時、どう思いますか?
たぶん後退した原因を考えて少し戸惑いを見せながらも、内心で「ちゃんと前に進めよな」と文句を言いたくなると思います。
ようするに何が言いたいかというと、私たちはラジコンカーに対して「前に進む」という常識からモノを考えてしまっていて、そうならなかった時に文句を発してしまうように、人間に対しても「これぐらい誰にでもできるだろ」といった身勝手な平均という名の『平等』を基準にしてしまっているのです。
なので、もしも軽はずみに相手を見下してしまっているを感じている時は、『自身の常識を基準にしている』ことを念頭において、冷戦に考え直してみるよう心掛けてみましょう。
さいご
今回は、簡単に相手を貶めてしまう理由を考えてみました。
まとめると、
- 簡単に相手を貶めてしまう理由とは『自身の常識を基準にしている』ため
- 自分よりも能力の低い相手を貶してしまう原因というのは、そうすることで相対的に自分自身の立ち位置を高めるためでなく、自身にとって常識だと思っていることを基準にしてしまっているために発生している
最後までお読み頂きありがとうございました。
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