こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、すぐ人に尋ねてしまうことで発生してしまうリスクを紹介します。
みなさんは、誰かに悩み相談をしたことはありませんか?
ツイッターやYahoo!の知恵袋など、気軽に相談のできる媒体が増加していることもあって、直接でなくとも悩み相談をしたことのある方は意外にいると思います。
ここでは、そんな悩み相談に関して、すぐ人に尋ねてしまうことで発生してしまうリスクを紹介していきます。
すぐ人に尋ねてしまうことで発生してしまうリスク
先に結論から言いますと、すぐ人に尋ねてしまうことで発生してしまうリスクとは『自分で考える力を低下させる』ことです。
もう少し具体的に言うと、いつも誰かに相談する癖がついてしまうと、自分で答えを見つけようとする意識が低くなり、最終的に自分にしか答えを出せない問題でさえ他人の出した答えに満足するようになってしまう可能性があるのです。
まず誤解のないように言わせてもらうと、自分に答えの出せない問題、分からないことを専門にしている人物とかに相談するという行為自体は選択肢の一つとして有効ですし、正しいと思っています。自分一人だとどうしても視野が限られてきますし、どうしても答えの出てこない時というのもありますから。
ただし、ここで注意してほしいのは、いくら選択肢として有効であったとしても「わからなかったら誰かに聞けばいいや」とそれに頼り切ってしまうことは問題があるということです。
ほんの少しだけ話は変わるんですけど、外山滋比古さんの著書『思考の整理学』という本の中では、「グライダー人間」という単語がとても印象に残ります。
「なにそれ?」と思われた方のために簡単に説明しますと、グライダーとはエンジンのついていない飛行機のようなもので自力では飛ぶことが出来ないことを表していて、親や学校の先生などといった別の誰かの助力をまともに考えることすらできない人々を揶揄した言葉です。
つまり、わからないことがあれば誰かに聞けばいいと安易に考えてしまう行為は、こうした「グライダー人間」と呼べる人々を量産してしまう危険性があるのです。なので、「わからなかったら誰かに聞けばいいや」とすぐ頼ってしまうのはやめておきましょう。
ただ誤解しないでほしいのは、先程も言った通りで、わからないことを誰かに尋ねるという行為自体は選択肢として有効です。効率を考えた時に、専門家の指示を仰ごうとするのは正しい場合も多分にあります。
ようするに何が言いたいかというと、誰かに相談すること自体に問題はありませんけど、自力でも答えの出せる問題でさえ安易に他人の力に頼ろうとすること、誰かの出した答えの信憑性を気にすることもなく信じ込んでしまう行為など、私たちが思考を停止させてしまうことが問題なわけです。
そうならない為にも、誰かに相談しようとする際には『自分で考える力を低下させる』ことをしていないか意識し、相談する前、相手の答えを聞いた後に自分で考えて答えを出そうと思考する意識を持つようにしてみてください。
さいご
今回は、すぐ人に尋ねてしまうことで発生してしまうリスクを紹介しました。
まとめると、
- すぐ人に尋ねてしまうことで発生してしまうリスクとは『自分で考える力を低下させる』こと
- いつも誰かに相談する癖がついてしまうと、自分で答えを見つけようとする意識が低くなり、最終的に自分にしか答えを出せない問題でさえ他人の出した答えに満足するようになってしまう可能性がある
最後までお読み頂きありがとうございました。
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