こんにちは！ 物書きの忍者です！
今回は、新しいアイデアの生まれる瞬間について考えてみたいと思います。
みなさんは、なかなかアイデアが浮かばず悩んだことはありませんか？
芸術や創作活動に限った話ではなくて、どうすれば今いる場所をより居心地よくできるのか、新しい商品の開発など、アイデアを求めて頭を悩ませたことのある方は意外にいる筈です。
ここでは、そんな経験のある方に向けて何かを思いつくきっかけになるよう、新しいアイデアの生まれる瞬間について考えてみたいと思います。
新しいアイデアの生まれる瞬間
先に結論から言いますと、新しいアイデアの生まれる瞬間とは『こまめに視点を変えてみる』ことです。
もう少し具体的に言うと、何かを思いつくためには、ずっと同じ場所に居続けたり同じことを繰り返していたりするだけでは困難で、今までと違う方法を試し、違う立場から目を向けるなど、自分の視野を広げようとすることが重要になるのです。
質問なんですけど、そもそもの話、私たちの考える「奇抜なアイデア」と呼ばれるようなモノって、具体的にどうやって生まれているのでしょうか？
これは映画のシーンなどからきた個人的な想像ですけど、見るからに怪しい色をした薬の入ったビーカーや煙のモクモク上がる機械の並んだ薄暗い部屋の奥で、白衣の着た男が頭を机の上に乱雑に並んだ本や資料を何度も読み返した後、頭を掻きむしりながら浮かべるようなイメージがあります。
正直、このイメージに共感する人は少ないかもしれません。ただ少なくとも、「奇抜なアイデア」というのは、部屋にこもって長い時間をかけて思考した末に生まれるもの、といったイメージを大勢の方が持っている筈です。
ここで少しだけ考えてみてほしいのですが、アイデアというのが「部屋にこもって長い時間をかけて思考した末に生まれるもの」と仮定した場合、映画に出てくる科学者や絵描きのように、私たちも長い時間をかけて頭を悩ませていれば、新しいアイデアを思いつけるのでしょうか？
嫌な言い方かもしれませんが、そうはならないことを私たちは知っている筈です。単純に、部屋にこもって悩んでいるだけでアイデアが生まれたとしたら、平たく言うと大半の人が何かを思いつけるということで、そこら中に似通ったアイデアが溢れかえることになります。
つまり何が言いたいかというと、映画に出てくる科学者や絵描きという人物と、私たちには根本的な違いがある為に、それが原因となって似通ったアイデアばかりになってしまい、「奇抜なアイデア」とつながらなくなっているのです。
その違いを簡単に説明しますと、科学者なら発明する技術や自分の研究に関する知識、絵描きなら作品への審美眼や他とは違う価値観です。もっとわかりやすく言うなら、周囲の人々が持っていない様な奇抜な才能や視点の事で、その存在が私たちのする思い付きとの差を生み出しているのです。
正直、『才能』なんて発言をしてしまうと「俺らにはどうしようもないじゃんか」と不満に思われる方も出てくるかもしれません。ただ、ここで注目してほしいのは『他とは違う視点』という要素もアイデアを生み出すためには重要になっているという点です。
どういうことかと言いますと、例えばの話で、自分が長い間、飲食店で調理場に立つ仕事をしていたとしましょう。当然ですけど、調理場に関する知識は培われている筈です。そこで、店の店長から「調理場は良いから、接客の方で何か改善案などはないか？」と尋ねられたらどう思いますか？
たぶんその瞬間には「俺は調理スタッフなんだから、分かるわけ無いでしょ？」と思うかもしれません。しかし、店長を前にしてそんな発言をするわけにもいかないでしょうから、とりあえず思いつく範囲、『自分の職場環境』を基にして質問に答えようとする筈です。
ここで少しだけ考えてみてください。そこで出てくる答えが役に立つかどうかは考えないものとして、その内容は、実際に「接客で働いている人」の出した答えとまったく同じものになるでしょうか？
ようするに何が言いたいかというと、この同じ内容の質問をしたとしても「調理スタッフ」と「接客スタッフ」で回答が違うように、その立ち位置、視点によって思いつく内容が大きく変わることがあるのです。
正直、今の時代では殆どのアイデアが出尽くしており、アイデアそのものの価値はあまりないかもしれません。ただ、何かを思いつこうとする際には『こまめに視点を変えてみる』ことを意識して、できるだけ今までと違う視点を持ってみることに注意を向けてみましょう。
さいご
今回は、新しいアイデアの生まれる瞬間について考えてみました。
まとめると、
- 新しいアイデアの生まれる瞬間とは『こまめに視点を変えてみる』こと
- 何かを思いつくためには、ずっと同じ場所に居続けたり同じことを繰り返していたりするだけでは困難で、今までと違う方法を試し、違う立場から目を向けるなど、自分の視野を広げようとすることが重要
最後までお読み頂きありがとうございました。
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