こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、2009年に公開されたインド映画『きっと、うまくいく』を紹介します。
みなさんは、誰かと競い合うことに疑問を持ったことはありませんか?
- 受験勉強
- 就職活動
- 結婚活動
自分は誰と戦っているのか、わからなくなる時もあると思います。
この映画をオススメする理由は、競争社会でどう生きるのか私達に考えさせてくれるところです。
お受験という言葉を誰もが耳にしたことがあると思います。そんな言葉が身近になるほど、私達は生まれた時から競争する社会の波にさらされます。
そんな私達に、競争する社会の中でどういった選択をすべきなのか考えさせてくれるのがこの映画です。
この物語は、インドの工科大学でトップの成績を取っていた型破りな生徒ランチョー。
頑固な父親に言われるがままエンジニアを目指している動物の写真を撮るのが好きなファルハーン。
家が非常に貧しく、家族からのプレッシャーを常に背負っている臆病な学生のラージュー。
この三人を主人公にした物語で、この三人が大学を卒業して10年後、行方を晦ましたランチョーを二人が探し始めるところから始まります。
この映画の見どころは主に三つです。
- ただ競争することは正しいのか
- ファルハーンの夢
- ランチョーの行方
これから具体的に紹介していきます。
ただ競争することは正しいのか
インドのきびしい競争社会の中で、登場人物たちはどう行動するのかを見てください。
現代社会において、競争して勝つことがすべてなのでしょうか?
必ずしもそうではないと思います。
この映画の中では、インドはものすごい競争社会で、将来お金持ちになりたければエンジニアか医者になるしかないという状況です。
この映画の舞台であるインドの工科大学には、この競争社会を支持している学長が登場します。彼は、学生に良い成績を取ることだけを推進していて、決められたルールを守らない自由な人間を冷遇していました。
ぜひ見てほしいのは、この工科大学に通うジョイ・ロボという青年。ジョイは競争ではなく発明に情熱を燃やしていて、ドローンの様なプロペラのついたラジコンを卒業研究として作っていたのですが、学長に時間の無駄と言われ、別の物を用意しろと言われます。
こういった極端な思考を持った学長の場面から、競争する社会を生きている私達に、競争は正しい事なのか疑問を持たせてくれます。
ファルハーンの夢
親の望む将来か、自分の夢を優先するのか、悩んでいる方に見てほしい。
親の敷いたレールを進むのは正しいのでしょうか?
この映画には、父親からエンジニアになる様にずっと育てられてきたファルハーンという学生がいます。
しかし、彼はエンジニアをあまり好きではなく、動物の写真を撮るのが得意でした。そんなファルハーンに親友のランチョーは、なぜカメラマンを目指さないんだと尋ねます。
ファルハーンは尊敬するカメラマンに手紙を書くほどに写真が好きだったのですが、頑固な父親に期待に応えようと我慢してインドの工科大学に通っていたのです。
親の期待に応える。子どもに期待することは親なら当然のことかもしれません。しかし、それは子どもの望んでいることを邪魔していないのか。子どもの夢を妨害していないのか。考える必要があるかもしれません。
ランチョーの行方
彼はある大きな秘密を抱えていました。それをぜひ見てください。
ランチョーは何処に行ってしまったのか?
これはこの映画で出てくるメインテーマの一つです。
優秀な人間が集まっていたインドの工科大学でトップの成績を取れる頭脳を持っていたランチョー。彼の行動は破天荒で、周囲を巻き込みながらも「うまくいく」というおまじないで物事を良い方向に進めていきます。
しかし、大学を卒業すると同時に彼は行方を晦ましてしまいます。
工科大学でトップを取りながら、皆に愛されていた彼に何が起きたのか。ランチョーの友人だったファルハーンとラージューは行方不明になった彼を探しに行きます。
彼は何処で何をしていたのか。10年後のランチョーをぜひ見てほしいです。
さいご
今回は、2009年に公開されたインド映画『きっと、うまくいく』を紹介しました。
この作品の見どころをまとめると、
- ただ競争することは正しいのか
- ファルハーンの夢
- ランチョーの行方
この映画は私達に競争社会でどういった選択をすべきなのか疑問を投げかけてきます。
競争が蔓延る現代に生きる私達だからこそ見ておいて損はありません。メチャクチャ面白いです。
興味を持って頂けたならぜひ見てください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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