こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、初心者に向けた将棋で強くなるための方法を紹介します。
みなさんは将棋をしたことはありますか?
- みたことはあるけど、やったことはない
- スマホのアプリで指している
- 親戚とたまにしたことがある
などなど、昔は将棋と聞くとお年寄りのしているイメージを持たれていました。しかし、一時期に中学生がプロになったと話題に上がったほど、将棋は私達にとって身近なものになりました。
かなり頭を使うので、脳の体操として将棋を初めてみようと考えている方は多いと思います。
いざ始めてみると、なかなか勝てない。あたりまえのことかもしれません。しかし、負けるというのは気分のいいものではありませんし、モチベーションを持続させるのは難しいと思います。
せっかく将棋を始めたのだから、やっぱり勝ってみたいと誰しも考える筈です。
そんな人のために、どうしたら将棋に強くなるのか、その方法を紹介します。
初心者に向けた将棋で強くなるための方法は主に三つです。
- 好きな戦法をみつける
- 詰将棋をする
- 棋譜を並べてみる
具体的に説明します。
好きな戦法をみつける
棒銀でも、穴熊でも何でもいいので、好きな戦法をみつけて使いまくってください。まずは、一つの戦法を究めましょう。
大前提として、将棋で強くなるためには勉強が必要です。身もふたもない話かもしれません。しかし、覆すことのできない事実です(汗)
将棋には定石と呼ばれる最善の手とされる、ある程度決められた指し方と言うものがあります。ある程度将棋になれている人は、序盤から中盤にかけて、その定跡を特に意識しています。
飛車先の歩を動かす。角道を開くなど、将棋を始めたばかりの人も聞いたことがあると思います。定跡という形で、最序盤の動きは特に限定されていています。
定跡を知らないと、相手に勝つどころか、まともに将棋を指すことも難しいと思います。
ここで、将棋を強くなるために勉強が必要だと分かったとして、何から始めればよいのでしょうか?
まず、好きな戦法をみつけてください。最序盤に関する将棋の動きはみんな限定されていて、極端な違いはありません。かならずよく知られている戦法という動きを取り入れています。
ゴキゲン中飛車、雀刺し、初心者の方には聞きなれない言葉かもしれませんが、これは将棋でよく使われている戦法です。知らないということは、相手にそれをされた時に、対処が出来ないということです。
まずどんな戦法があるのか探してみましょう。知ることで相手にその戦法を取られた時にすぐ理解して対処することが出来ます。
そして、好きな戦法を究めて、相手の意表を突きましょう。一つの戦法を究めると、将棋の全体の流れを見れるようになってきます。それこそ、将棋で強くなるための第一歩です。
詰将棋をする
1手や2手詰めのような短い詰将棋を解きまくってください。終盤での詰ませ方を覚えましょう。
「将棋で強くなりたい人はとりあえず詰将棋をしろ」というのはよく聞くと思います。
なぜ詰将棋をすると将棋が強くなるのかと言うと、終盤での詰ませ方を覚えるためです。
何度か将棋を指した人にはわかるかもしれません。将棋と言うのは終わらせ方、詰ませ方を知らないと、自分の目から見ても有利な状況だったはずなのに、いつの間にか逆転され負けてしまうということがよくあります。
詰ませ方と言うのは将棋に勝つために必要な技術の一つです。それを鍛えるための手段が詰将棋だというわけです。
しかし、初心者の中には、ここで誤解してしまう人を多くみかけます。8手詰めや9手詰めの長考するような難しい問題に挑戦しないでください。
確かに、難しい問題の方が勉強になる感じはしますし、時間無制限のような勝負なら役に立つ時はあるかもしれません。しかし、8手詰めの問題が初心者の役に立つ機会はまずないと思います。
ゲームでも大体10分くらいを持ち時間にしている筈です。そんな限られた時間の中で長考して詰ませるという機会は限られています。
ここで必要な詰ませ方とは、1手や2手で確実に決められる状況になって使える手段のことです。
つまり、1手詰めや2手詰めの短い詰将棋を沢山の種類で経験する事こそ、初心者が将棋で強くなるためには必要なのです。
将棋で強くなりたい方は、終盤での詰ませ方を学ぶために、短い詰将棋をできるだけ沢山やってください。
棋譜を並べてみる
詳しい解説のついている棋譜をみて実際に並べてみましょう。この時、将棋には自分だけではなく、相手も存在することを意識してください。
将棋の研究をするために棋譜を並べるというのはよく聞くと思います。強くなるためには、将棋の研究をする必要があります。
実際に棋譜を並べてみると分かりますが、自分の知らない定跡や攻め方、守り方を知るきっかけになると思います。
ここで注意してほしいのは、ただ棋譜を並べただけで勉強した気にならないでほしいということです。私自身も経験したことですが、棋譜を並べるとそれだけで将棋を学んだ気分になります。これは気を付けてください。
棋譜を並べた後、その棋譜で使われた戦法を使ってみたり、相手が使ってきた時に対処できて初めて学んだと言えます。
ただ学んだ気になってしまい役に立たないという状況を避けるために、オススメの方法は、並べる棋譜は詳しい解説のついたものを選び、解説をよく読んで理解することです。
最初は解説を読むだけでもいいと思います。たぶん、解説で何を言っているのか理解できないと思います。その状態でやみくもに棋譜を並べてもあまり意味はないと思っておきましょう。
少し意味を理解できるようになった時に、その解説を読みながら棋譜を並べてみましょう。そうして、この手がどうして指されたのか、あの手はどういった意味があるのか、じっくり考えてみましょう。
相手の指した手の意味を考えることは、将棋を強くなるために絶対に必要になります。頑張ってみましょう。
さいご
今回は、初心者に向けた将棋で強くなるための方法を紹介しました。
まとめると、
- 好きな戦法をみつけて、定跡を知る
- 短い詰将棋をしまくり、終盤の詰ませ方を覚える
- 解説のついた棋譜を並べて、相手の手を考える癖をつくる
初心者の方の参考になると嬉しいです。
将棋はメチャクチャ頭を使いますし、脳を鍛えるのにも役立つと思いますから、この機会に初めてみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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