こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、大人が読書する習慣を身につけるための方法を紹介していきます。
みなさんは、最近本を読んでいますか?
文化庁が平成30年に行った調査によると『1 か月に大体何冊くらい本を読むか』という問いに対して『読まない』と答えたのが47.3%となっています。
これは16歳以上の男女3,590人を対象にした結果ですが、日本の半数近くの人が本を読んでいないということです。
このデータを聞いて不安になるかもしれませんが、逆に考えてみましょう。もし私達が読書の習慣を身につけることが出来れば、その半数より上の知識を得られるということです。
読書する習慣を身につける為の方法は主に三つです。
- 読む目的を明確にする
- 読む場所と時間を決める
- 無理と思ったらすぐやめる
多くの人が勧めているように、本を読むことには多大なメリットがあります。この機会に本を読む習慣を身に付けましょう。
読む目的を明確にする
なぜ読書することは続かないのでしょうか?
それは読書する目的が明確になっていないからです。
とりあえず本を読もうと考えたなら、友達に聞くかネットで調べて読みやすいオススメの本を探して購入すると思います。そのまま買った本を気に入り読書を進められたなら良いのですが、本を読まない人にとっては買ってみた本が一切読まれることもなく、そのままインテリアの様になってしまうことは珍しくないはずです。
普段本を読む人でもあまり読まないジャンルの本を読み始める時に、途中で読むのをやめてしまうことがよくあります。それはなぜでしょう?
その原因は目的の明確化です。
継続して本を読む為には、なぜその本を読むのか、その目的を決める必要があります。
なぜなら、多くの場合『本を読む』という行為だけが先行してしまうからです。想像してみてください。これでは筋トレで、ただ漠然と『ガンバル!』とだけ決めて努力するのと同じです。上手くいくと思いますか?
子どもの頃から読書を続けてきた場合には、読書=あたり前の行為になっている場合が多く、本好きな人の思考は、本を読まない人には参考にならないと思います。
では目的を決める理由を話す前に、本を読まない人が誤解していることを先に訂正しておきます。
本は内容の全てを読む必要はありません!
物語の流れを楽しむ小説などは例外ですが、学びを目的にしているビジネス書などにある事で、本が伝えようとしていることはその本の一部だけだということはよくあります。これが、目的を明確にする大きな理由です。
つまり、読む目的が学習なら、目次を見て知りたい項目だけを読めばいいです。ただ娯楽として楽しむ為に読書をしたいのなら、映画など映像化されてある程度知っている内容の本をとって、見たことのあるシーンを探すという方法が取れます。
継続させるには自身で考える試行錯誤が必要です。それが科学的に正しいにせよ、間違っているにせよ、自分で方法を考えることが継続には必要なのです。
読む場所と時間を決める
本を読む時間がない場合はどうすればよいのでしょうか?
その時はあらかじめ本を読む時間と場所を決めておきましょう。
本を読んでいる時間が無いという話はよく聞きます。みなさんにも当てはまる経験があるかもしれません。
しかし、読書家で有名なあの大富豪ビル・ゲイツさんのように、暇な時間などとれなさそうな人でも本を読む時間を確保しています。この違いは何でしょうか?
それは本を読む時間と場所を決めることです。
本を読もうと考えた時、1,2時間というまとまった時間を取ろうとする人が多くいます。ですが、読書する時間はもっと短くても大丈夫です。数分でも問題ありません。
問題は読む期間があいてしまうことで、まとまった時間をとったとしても、読む日がまちまちになってしまってはあまり意味がありません。短い時間でも続けていくことが重要です。続けることで、読書することが自分の中であたり前のことになります。
加えて、本を読む際に場所もとても重要です。読書に限らず、特定の場所で集中できるという体験は、みなさんも経験したことがあると思います。喫茶店やリビングなど、人によって集中しやすい場所が存在します。
読書をする時間と場所を決めたなら、その周辺、目に見えるところに本を置いてください。そうすることで、ふとした時に本を手に取れるようになります。
無理と思ったらすぐやめる
手にした全ての本を読む必要があるのでしょうか?
合わないと思った本は読むのをやめて良いです。
お金を払ってベストセラーになっているような本を買ったのだから無理してでも最後まで読もう、と考える人がいますがやめた方がいいです。
何冊か本を読んでいると分かってくるのですが、本には読みやすさの難易度があります。極端に言うと、本というカテゴリーでも小学生向けに書かれた児童書と、研究者向けに書かれた論文の様な本とでは内容に違いがあります。
普段本を読まない人がいきなり論文の様な難しい本を手にしたとしても、最後まで読むのにかなりの労力がいります。私自身も経験があるのですが、推理小説を読んだ後にタイトルも思い出せない様な医学書を開いた時は、本当に頭が痛くなりました。
本にはその人にあった読みやすさのレベルがあります。もし読んでいて苦痛を感じるのなら、読むのをやめてもっと読みやすい本を探してください。
時々、読書と聞いてマンガを否定する人がいますが、そんなことはありません。マンガも十分に読書として有力です。
ただ、ずっと同じ難易度の本を読むのではなく、最初は読みやすい本から始め、徐々にレベルを上げていくのが継続させるためには重要です。ゲームのレベル上げをイメージするといいかもしれません。
さいご
今回は、読書する習慣を身につけるための方法を紹介しました。
まとめると、
- 読む目的を明確にする
- 読む場所と時間を決める
- 無理と思ったらすぐやめる
この記事がみなさんが読書する習慣を身につけるために少しでも役立つことを願っています。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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