こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は子どもに読書の習慣を身につけてもらうための方法を紹介していきます。
将来の事を考えると、子どもにはたくさんの本でほしいと思っておられる方は多いと思います。しかし、子どもに「本を読みなさい!」と言っても上手くいかないのが現状です。むしろ逆効果になってしまいます。
では、どうすれば子どもに本を読む習慣を持ってもらえるのでしょうか?
子どもに本を読む習慣が身につく方法は主に三つです。
- 読み聞かせをする
- 読みたい本を読ませる
- 大人がお手本になる
これから具体的に説明します。
読み聞かせをする
今すぐに絵本の読み聞かせをしましょう。読み終わった後に子供と一緒に本の内容を話し合ってください。
子どもが小さい頃は絵本の読み聞かせをしたことがある親御さんはいると思います。
実際に効果があるのでしょうか?
先に言ってしまうと、効果はあります!
これは、ジム・トレースさんがアメリカで出され、1987年に日本語版が出版された『読み聞かせーこの素晴らしい世界』という本に詳しく書かれています。
この本によると、早いうちから子どもに読み聞かせをすることで以下の効果が得られるそうです。
- お話の続きを考えることで子どもの想像力を伸ばせる
- 親御さんと一緒に読むことで読書が楽しいものだと思える
- 知らない言葉を耳にすることで言語能力が上がる
幼い頃から15分位の短い時間でも絵本の読み聞かせをしているとこれだけの効果があるそうです。
注意点としては、
- あまり期間を開けず、少なくとも1日に1回は時間を決めて実行する
- 数日に分けてでもいいから一旦読み始めた本は最後まで読む
- 子どもが言葉を理解しやすいように、ややゆっくりのペースで読む
これらの事に注意しながら、読み終わった後に絵本の内容について子どもと話し合うと良いそうです。
読みたい本を読ませる
できるだけ子どもが興味を持った本を読ませましょう。子どもの関心に合わせて本を選ぶことこそ、子どもを本好きにする第一歩です。
親御さんとしては子どもにとって、できれば将来役に立つ本を読んでほしいと思う筈です。
子どもに読ませる本は何でも良いのでしょうか?
もし子どもに読書の習慣をつけさせたいのなら、好きな本を読ませるのが一番良いです!
これはムーギー・キムさんとミセス・パンプキンさんの著書『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』に書かれています。
子どもに読書の習慣を身につけさせるのに一番効果的なのは、子どもが関心を持つ分野の本に触れさせることだと言います。
親が子どもに読ませたい本を押し付けるのではなく、活字に親しめるきっかけを作り子ども自身が読もうとしなければ意味がないとそうです。
子どもの関心に合わせて本を選び与えることが、子どもを本好きにする第一歩だと書かれています。
大人が手本になる
子どもに読書を勧める前に、自分で本を読みましょう。手本を見せることで子どもはマネをします。
ここまで子どもに何をすべきかを書いてきましたが、読者のみなさんに質問です。
みなさんは普段、本を読んでいますか?
「そんなことが子どもの読書習慣と関係があるのか?」と疑問に思われた筈です。
結論を言うと、おおいにあります!
これは、PRESIDENT Onlineで松岡正剛さんが語っています。
『親は子供が読んでいる本は読むべきです。そして、親子でその本の内容について会話してみましょう。そうすれば親の想像以上に子供が“本を読めている”ことに驚くはずです。また、その子の「読み方」も見えるので、興味を示しそうな本がわかります。』
((引用 PRESIDENT Online|松岡正剛さんがアドバイス「子供のための本選び」))
子どもは親のマネをするという言葉をよく聞きます。親と子どもの共通の体験が読書する習慣を身につけるために必要なのかもしれません。
さいご
今回は、子どもに読書の習慣を身につけてもらうための方法を紹介しました。
まとめると、
- 本の読み聞かせをして、子どもと本の内容を話し合う
- 子どもが興味を持っている分野の本を読ませる
- まず自分で本を読み、子どもに手本を見せる
子どもに読書をつけさせる際にこの記事がお役に立てることを願っています。
最後に、この記事を書く際に参考にした資料をまとめておきます。
興味のある方は見てください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
参考資料
- Reading aloud benefits even older kids
- わが子を「本好き」にする「たった1つの方法」って?
- 松岡正剛さんがアドバイス「子供のための本選び」
- ジム・トレース(1987年)『読み聞かせーこの素晴らしい世界』
- ムーギー・キム、ミセス・パンプキン(2016年)『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』
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