こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、2016年に公開された映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』を紹介していきます。
先に言っておきますが、この映画・・・ものすごく泣けます! 終わってからもう一度見たくなります‼
原作は2014年に出版された七月隆文さんの小説です。この小説の方は読んだことがないのですが、そのおかげで余計な先入観を持たずに映画を見れました。
また、主演が福士蒼汰さんだったことも、個人的に安心してみることのできた要因になっていると思います。
この映画の魅力は大きく分けて三つです。
- 彼女は未来からやって来た?
- 二人それぞれの気持ちが語られる
- 話の組み立て方が上手い
具体的に説明します。
彼女は未来からやって来た?
物語に中盤、ヒロインは「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」と主人公に語り掛けてきます。
この映画は、京都の美大に通う南山高寿が電車の中で福寿愛美に一目ぼれするところから始まります。
勇気を振り絞り話しかけた高寿は愛美と意気投合します。別れ際に高寿がまた会えるか尋ねると、なぜか彼女は涙を流して「また会えるよ」といって電車に乗り込みます。
次の日、動物園で絵を描いていた高寿は愛美と再会します。その後、二人は交際をスタートさせますが、初めてのデートの時、初めて手をつないだ時、初めての時にいつも愛美は涙を流します。
そんな彼女を高寿は不思議に思いながらも、二人は順調に愛を育んでいきます。幸せの絶頂ともいえるそんなある時、愛美が高寿に不思議なことを囁きます。
「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」
- 愛美はいったい何者なのか?
- 愛美が隠している秘密は何なのか?
私がこの映画をみていた時は「ひょっとして、タイムスリップものかな?」などと予想していました。しかし、良い意味で期待を裏切られます。
この映画の前半で肝となる部分なので、この答えは実際に映画をみて確認してほしい。
二人それぞれの気持ちが語られる
映画の前半と後半部分を大胆に使い、主人公とヒロインそれぞれの気持ちを表現しています。
この映画は前半と後半にわかれており、前半は高寿の視点で語られ二人のラブストーリーの中に愛美の秘密について考えさせられるミステリーの様な部分を含んだ物語になっています。そして、後半は愛美の視点で語られるのですが、そこが兎に角泣ける!
高寿の視点である映画の中盤で愛美の涙の理由が判明するのですが、そこからラブストーリーらしく甘ったるかった空気が一気に悲しいものに変わります。
この映画では二人それぞれ心の声を出しているシーンがあり、その時、高寿はどんな気持ちだったのか。愛美はどんな気持ちだったのか。感情移入してしまい、そのシーンに入るたび泣きます!
話の組み立て方が上手い
同じシーンのはずなのに、全く飽きさせない話の組み立て方をしている。
この映画の一番すごいところが話の組み立て方です。
映画には本などと違い、上映していられる時間に制約があります。前半と後半を別の視点で分けてしまうと、普通なら時間が半分になってしまい内容が薄くなってしまいます。
しかし、この映画では視点を変えるだけでなく、映画の中盤で明かされる愛美の秘密という要素を使うことで、映画を見ている人の感覚を誘導し、ほぼ前半にみたシーンと同じはずなのに後半のシーンを全く別のものにしています。
さいご
今回は『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』を紹介しました。
この映画の見どころをまとめると、
- 彼女は未来からやって来た?
- 二人それぞれの気持ちが語られる
- 話の組み立て方が上手い
ひさしぶりに感動する映画が見たいという方にこの映画を強くオススメします。
興味を持って頂けたならぜひ見てください!
最後までお読み頂きありがとうございました。
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