こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、男女で話の噛み合わない理由について考えてみたいと思います。
みなさんは、異性と話している時に不満を感じたことはありませんか?
- 彼女から相談されたのに、解決策を話す前にキレられた
- 話を聞いてほしいのに、彼が自分の話しかしない
- 不満なんてしょっちゅう感じている!
職場でのコミュニケーションから、友人との会話など、誰かと話している時に違和感を感じる機会はみなさんも経験したことはあるでしょう。
それは異性に限った話ではもちろんありませんが、性別の違う相手だと何となく話が合わないようなイメージを私達は持っている筈です。それはなぜでしょうか?
今回は、「他人なんだから合わなくて当然だろ?」などと言い切るのではなく。相手と話が噛み合わない理由について明確にし、どうすれば不満を解消できるのかを考えていきます。
これから紹介する男女の話のかみ合わない理由の要点は主に三つです。
- 脳のタイプがそもそも違う
- 女は感情で動き、男は理屈で動く
- 男は縦社会、女は横社会で生きている
一つずつ説明していきます。
脳のタイプがそもそも違う
そもそも私達は、性別に限った話ではなく、人によって根本的な考え方が違います。不満を解消するためにも、まずそのことを理解しましょう。
大前提として、なぜ男女の話は噛み合わないのでしょうか?
その原因の一つは、私達は自分のした行動や話を相手が100%理解していると勘違いしているからです。
「相手が完全に理解しているとか、そんなの考えたこともない!」と考える方もいると思います。確かに100%とは言い過ぎかもしれません。しかし、それに近い勘違いを私達はしているのだと思っておいてください。
もう少し具体的に話すと、私達は性別だけでなく人によってその考え方が根本的に違うのです。
五百田達成さんの著書『察しない男 説明しない女』ではその考え方の違いを四つのタイプに分けています。
- ド男コミュニケーションタイプ
- 男コミュニケーションタイプ
- 女コミュニケーションタイプ
- ド女コミュニケーションタイプ
これは性別という枠組みだけでなく、私達は『ド男』というタイプの人ほど男よりの考え方をしており、『ド女』というタイプの人は女性よりの思考をしているという意味です。
つまり、「男ならこう考える」とか、「女ならそう言うだろう」といった性別だけでなく、私達は思考に関してもまったく違うわけです。
しかし、私達は同じ人種だとか見た目といった共通点から、「言わなくても相手は分かる」と勘違いしているところがあります。この勘違いが私達の感じている不満の原因なわけです。
「同じ性別なら考えてることも大体一緒だろ?」と思っている方に一つ例を挙げてみましょう。みなさんは同性の知り合いから映画を勧められた事はありませんか?
私は学生の頃、ネットで紹介されていた『男性にオススメ』というある映画を見たことがあります。
内容は、一言でいうと男らしいアクション映画でした。その時は正直、「何これ?」という感想しか出てきませんでした。しかし、その映画を視聴した後に、映画のレビューを検索してみると、☆五つをつけている男性視聴者で溢れていました。
この時は「自分の価値観って世間とズレているのかな?」と少しショックを受けましたが、みなさんも似たような経験をしたことはあると思います。
世間一般とさえズレることがあるのですから、相手が個人ともなれば違うのは当たり前です。もし、相手と話している時に不満を感じたなら、自分と相手は違うということを思い出してみましょう。
女は感情で動き、男は理屈で動く
女性は気持ちを察する能力に長け、感情で動きます。しかし、男性は論理的に考えることが得意で、理屈で動いてしまうために違和感を発生させているのです。
性別だけでなく、人によっても考え方が違うのは何となくわかりました。では、男性と女性では具体的にどのような違いがあるのでしょうか?
女性的な考え方をする人は気持ちを察する能力に長けており、男性的な思考を持った人は論理的に考えることを得意としています。
その為、女性的な考え方の人は感情を優先して行動してしまう傾向が強く、男性的な考え方の人は理屈っぽくなってしまい、その違いがお互いの感じる違和感になることが多いです。
もう少しわかりやすく言うと、例えばの話、たまたま立ち寄った喫茶店で何かを話し合うカップルに遭遇したとします。
話を聞いていると、女性が上司への愚痴を男性に相談しているのだなと何となく察します。男性の方は、女性の愚痴を聞き、話の要所要所で解決策を幾つか提示しています。
しかし、その途中で突然、女性は立ち上がり「ちゃんと話を聞いてよ!」と大声を上げました。この時、あなたはどう思いましたか?
- 話を要所要所で遮った男性が悪い
- 話を聞いているのにキレた女性が悪い
人によって感じる答えは違うと思います。はっきり言ってしまうとどちらも悪くはありません。なぜなら、これが、女性と男性の考え方の違いだからです。
女性的な考えの人というのは気持ちを察する能力が高く、相手にも自分の気持ちを理解してほしいと思っています。その為、例えにあったカップルの話では女性の方はただ話を聞いて共感してほしいと思っていたわけです。
男性的な考え方の人は論理的に計画を練ることを得意とし、まず問題の解決策を考えようとします。その為、女性から上司の愚痴を聞いた男性は、その問題の解決策を提示することが正解だと思ったわけです。
もし話していて相手を怒らせた時は、この違和感はないのか気を付けてみてください。
男は縦社会、女は横社会で生きている
男は上昇志向が強く上下関係を重視しています。女は同じ気持ちを共感することを求めており、横のつながりを大切にしています。
そもそも、相手と話している時に不満を持ってしまうのはなぜでしょうか?
その原因の一つは、重視しているものの違いです。
具体的に言うと、男性は自分を成長させることに重点を置き、女性は同じ気持ちを共有することを重視しています。
その性別ごとにある人間関係のイメージをしてみるとわかりやすいかもしれません。
男性の生きている社会は昔から年功序列であり、年齢や実力によって役職や順位が付けられています。その為、家族の事よりも職場での立場と成長を優先してしまいやすいです。男性的な思考の方の中には、職場で自分よりも年上で実力もある部下を持って、対応に困った経験のある人はいると思います。
女性の生きている社会は横のつながりを重視しており、昔から立場の弱かったせいか団結して行動することが多いです。その為、同じ気持ちを共有することに重点を置き、群れから外れた人を敵視してしまう傾向があり、ママ友などの参加を気にしている方が多いのはそれが原因です。
なので、男性的な考え方の人に「家族の方が大切じゃないの!」というのはあまり良くないですし、女性的な考え方の人に「嫌ならそんな集まりに参加しなくていいだろ?」と安易に助言することもオススメしません。
男性は上昇傾向が強く、女性は共感する気持ちを大切にしています。自分が不満に思ったり、相手に嫌な思いを感じさせたくなければ、このことを頭の片隅に置いておきましょう。
さいご
今回は、男女で話の噛み合わない理由について考えました。
要点をまとめると、
- 脳のタイプがそもそも違う
- 女は感情で動き、男は理屈で動く
- 男は縦社会、女は横社会で生きている
性別に限らず、相手と話すときにはその考え方に違いがあることを理解しておきましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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