こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、母の日の由来と意味について紹介します。
突然ですが、今日(5月10日)は母の日です。みなさんは、何かしましたか?
- 一応、母にカーネーションを贈った
- 特に何もしていない
- そもそも、母の日だと知らなかった
などなど、母親に感謝を伝えた人もいれば、今日が母の日だと気付いていなかった方もいるかもしれません。
5月の第2日曜日は母の日です。私たち日本人は『ハロウィン』や『クリスマス』などのイベントにはよく参加しますが、『母の日』のような海外で馴染み深い風習には関わりを持ちません。
こういう言い方をするとマザコンのように聞こえるかもしれません。ただ、お世話になった母親に感謝を伝えるという素晴らしい日なのですから、その風習に参加しないのは勿体無い気がしませんか?
ここでは、母の日の由来や意味について要点を三つ紹介します。
- きっかけはアメリカで生まれた
- なぜ赤いカーネーションを贈るのか?
- 起源はキリスト教のお祭り
この機会に母の日とはどんな由来や意味があるのかを知り、今からでも何も知らない人達より良い日にできるようにしてみませんか?
きっかけはアメリカで生まれた
国により諸説ありますが、もっとも有名な起源はアメリカに住んでいた女性『アンネ・ジャービス』が母の追悼式に白いカーネーションを捧げたのが始まりとされています。
そもそも、母の日とはどのようにして始まったのでしょうか?
はじまりは1907年、アメリカのフィラデルフィアに住む『アンナ・ジャービス』という女性が母親の追悼式に、母の好きだった白いカーネーションを捧げたことが由来とされています。
その出来事をきっかけにして、「生きている間に母親に感謝の気持ちを伝える」という働きかけがアメリカ全土で起き、1914年に当時のアメリカ大統領『ウッドロウ・ウィルソン』が提唱したことで、正式に5月の第2日曜日は『母の日』と制定されました。
ここで少し疑問に思ったかもしれません。なぜ、一人の追悼式での出来事がアメリカ全土に影響を与えたのでしょうか?
その理由はアンナ・ジャービスの母親『アン・リーブル・ジャービス』が生前に行っていた活動に関係しています。
彼女は『マザーズデイ・ワーク・クラブ』というボランティア組織をつくり、乳児の死亡率を改善するための活動をしていました。
そして、南北戦争をきっかけに、北と南双方の負傷兵を分け隔てなく救っていったことからアメリカで注目を集めるようになります。
多くの母親のために活動してきた人物の追悼式だったからこそ、その娘の取った行動はアメリカ全土に広まったのかもしれません。
なぜ赤いカーネーションを贈るのか?
白いカーネーションはアンネ・ジャービスが亡くなった母に贈ったことから、亡き母親に贈る定番の花になり、その逆で、母親が健在の場合は赤色を贈るのが一般的になったため。
なぜ母の日には赤いカーネーションを贈るのでしょうか?
その起源は、母の日のきっかけともされているアンネ・ジャービスが母親の好きだったカーネーションを捧げた出来事だとされています。
ここで疑問に思った方がいるかもしれません。たしか、彼女が母親に捧げたのは『白い』カーネーションだった筈です。なぜ赤色に変わっているのでしょうか?
それは、カーネーションを贈る相手が故人であったことが理由だったとされています。
追悼式での出来事から、白いカーネーションを捧げたアンネ・ジャービスの母親は既に亡くなっていました。その為、白いカーネーションは亡くなった母親に贈る花と考えられるようになりました。
そこで、今も元気でいる母親に対して贈るのは不適切であり、それを贈る側である子供達にとってもあまり印象が良くないので、健常な母親に赤いカーネーションを贈るという風習が根付いたのです。
「別に花の色なんてどうでもいいだろ?」と考えておられる方もいると思います。たしかに、今では赤色だけでなく、他の色を贈ることも珍しくありません。
ただ、見た目だけを基準にして贈るというのは味気ない気もします。そこで、母の日に限らず、誰かにカーネーションを贈る時の参考として色ごとにある花言葉を少し紹介しておきます。
- 白 『純粋な愛、私の愛は生きています、愛の拒絶、尊敬』
- 赤 『母への愛、熱烈な愛、感動』
- 濃い赤 『私の心に哀しみを、欲望』
- オレンジ『純粋な愛、あなたを熱愛します、清らかな慕情』
- ピンク 『美しい仕草、感謝、上品・気品、暖かい心』
- 黄色 『嫉妬、軽蔑、美、愛情の揺らぎ、友情』
- 紫 『気まぐれ、移り気、誇り、気品』
- 青 『永遠の幸福』
- 緑 『癒やし、純粋な愛情』
- 複色 『愛の拒絶、私はあなたの奴隷になる』
白、濃い赤、黄色はネガティブなイメージがあるので避けた方がいいかもしれません。カーネーションに縛られる必要はないと思いますが、プレゼントをするときの参考にしてみてください。
起源はキリスト教のお祭り
もっとも古くからある母の日で、イギリスの『マザリング・サンデー』と呼ばれる、昔、奉公に出ていた子供が里帰りを許された日があります。
ところで、日本ではいつ頃から母の日が始まったのでしょうか?
日本に母の日が伝わったのは大正時代で、青山学園の教授から始まったとされています。1936年(昭和6年)には、その年の皇后様の誕生日であった3月6日を母の日としていました。しかし、その時点ではあまり日本に浸透していませんでした。
ところが、1937年に森永製菓が母の日を提唱したことをきっかけに、日本で知名度を伸ばしていったそうです。
では、アメリカでの出来事が世界中の母の日のルーツだということでしょうか?
そうとは言い切れません。なぜなら、アメリカの出来事以前から母に感謝を伝える風習のあった国があるからです。
その一つが、イギリスの『マザリング・サンデー』と呼ばれるもので、17世紀ごろから続くキリスト教の祭事とされています。
元々は、キリスト教徒が生まれ育った村、もしくは洗礼を受けた教会に戻り礼拝をする日を意味していました。
「それ母親と何の関係もないだろ!」と思った方もいるかもしれません。実は、この『マザリング・サンデー』の始まった時代には奉公に出ていて親元を離れていた子供が多くいました。
そんな子供達が里帰りを許された日がこの『マザリング・サンデー』だったそうです。
それがきっかけとなり、イギリスでは5月ではなく、イースターと呼ばれるキリストの復活祭の3週間前の日曜日を母の日としています。
さいご
今回は、母の日の由来と意味について紹介しました。
まとめると、
- 多くの母親のために活動した人の追悼式がきっかけ
- 赤いをカーネーション贈るのは健常な母親を祝うため
- 日本では大正時代、イギリスでは17世紀に広まる
別に物を贈る必要はありません。ただ言葉にして伝えるだけでも十分なので、この機会に母親に感謝してみようと考える方が増えてくれると嬉しいです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
PS こうして私が今も生きてブログを書けているのは今迄ずっと育ててくれた母さんのおかげです。散々迷惑をかけてきたし、碌な親孝行もしていない最低な息子なのに、見捨てないでずっと育ててくれて本当にありがとうございました。正直、本人を目の前にして言う度胸を持っていないので、物凄くカッコ悪いですがここに感謝を残しておきます。生んでくれてありがとう。
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