こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、2017年にアメリカで公開された映画『僕のワンダフル・ライフ』を紹介します。
みなさんは、『輪廻転生』という言葉を聞いたことはありませんか?
簡単に言うと、この世の生き物はすべて死ぬと別の生き物として生まれ変わるという成り立ちを表した言葉です。死んでから別の世界に転生するというファンタジー作品の増えた現在では、ある意味ほとんどの人が知っているのかもしれません。
この映画は、私達の生活において身近な存在であり、新しい家族とさえ呼ばれることもある『犬』を主人公にした作品です。
物語は、『ベイリー』と名付けられたその犬が、『輪廻転生』を繰り返しながら大切なご主人であった少年『イーサン』と再び出会うまでを描いています。
先に個人的な感想だけ言わせてもらうと、まぁ、とにかく泣けます!
単純にラストが泣けるとも言えますし、映画の端々に『笑いあり涙あり』とどこかできいたような安い映画の宣伝文句みたいですけど、マジでそういった要素がふんだんに盛り込まれた良作です。
ここでは、そんな『輪廻転生』を中心に主人公である犬と家族の交流を描いた感動作『僕のワンダフル・ライフ』を紹介していきます。
『犬』に生まれ変わる『犬』?
まず作品の大まかな流れから説明します。物語は、最初に『トビー』という名前の仔犬として生を受けた主人公が、突然現れた動物管理局の人間につかまってしまうところから始まります。
何も悪い事をしていないのにひどい目に遭った経験からか、主人公は『自分は何のために生まれてきたのか?』という生きる意味について疑問を持つようになります。
そうして最初の生涯を終えた主人公は、レトリバーとして転生を果たしました。
しかし、心無い人間に拾われてしまい、夏の車内に放置され、熱中症で瀕死にまで追い込まれてしまいます。
そんな時、死に掛けていた自分を車の窓を割って助け出してくれた少年『イーサン』と出会い、『ベイリー』という新しい名前を与えられて一緒に暮らすことになりました。
家族の一員として大事に育てられる中でベイリーは、自分はイーサンと出会うために生まれてきたのだと感じ始めるようになります。
そうしてイーサンたちと楽しく過ごしながら、ベイリーの色々な経験や交流を描いていくのがこの作品の大まかな流れになります。
見始めて即効で泣ける映画!
この作品の魅力は、何といっても、とにかく泣けるシーンが多い事です!
早い人だと映画が始まってすぐに目が潤んでくるかもしれません。そんな場面が、まぁメチャクチャ多いです。見を終わった後に泣きつかれて眠くなるくらいには泣けます(汗)
その理由の一つは、最初の方で簡単に紹介した『少年イーサンとの物語』だけでなく、主人公はその生涯を全うして『輪廻転生』を繰り返すたびに、新たな物語が始まるためです。
その物語の中心には、大好きなご主人であったイーサンとまた会いたいという思いと、今の新しいご主人の為に尽くそうとする思いがあり、主人公はその生涯の一つ一つを真剣に生きています。
その為、この映画の広告などから「ようは犬とイーサンが主役なんだろ?」みたいに考えていた人は、単なる脇役の話と思っていた物語で、不意打ちを受ける程に感動させられます。
確かに、イーサンと再び出会える瞬間というのは盛り上がれるシーンの一つではありますが、それ以外がオマケと言うわけではなくしっかりと作り込まれています。
ようするに、泣けるいくつかの作品を一つに凝縮させたのがこの作品です。もし泣きたい映画をお求めならこの作品を手に取ってみてください。メチャクチャおススメです!
さいご
今回は、2017年にアメリカで公開された映画『僕のワンダフル・ライフ』を紹介しました。
まとめると、
- 『輪廻転生』を繰り返す犬が、大好きなご主人と再び出会うまでを描いた物語
- その見どころは、主人公の転生によって生まれた泣けるシーンの数々
最後までお読み頂きありがとうございました。
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