こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、2019年に公開されたアメリカの映画『僕のワンダフル・ジャーニー』を紹介します。
みなさんは、輪廻転生というのを信じますか?
この作品では、生涯を全うして亡くなった主人公である犬『ベリー』が輪廻を繰り返し、大好きな主人のために奔走する姿を描いた映画です。
この記事を見て「それ、前にも紹介してない?」と疑問に感じられた方もいると思います。実をいうと、この作品は前に紹介した『僕のワンダフル・ライフ』という映画の続編になります。
なので「なんだ。じゃあ読む必要ないな」と思われるかもしれません。まぁ正直な話、この記事に関しては、私の価値観で面白いと感じたものを紹介しているだけなので、ぶっちゃけ無視してもらっても全然いいです。
なんか後ろ向きな出だしになりましたけど、ようするに、もしも何か面白い映画を探していた場合の参考程度にしてもらえると嬉しいのです。
さて、そろそろ本題に入るとして、ここでは主人公である犬の輪廻を主軸に展開され、生き物の死について考えさせられる映画『僕のワンダフル・ジャーニー』を紹介していきます。
何度も起きる出会いと別れ?
この作品における一番の魅力は、主人公である犬『ベイリー』の死はもちろん、色々な出会いや別れによって泣けるシーンが多く描かれているところです。
どういうことかと言うと、この映画は大筋は前作と同じで、主人公である犬のベイリーが『輪廻転生』を繰り返し、新しい主の幸せをするために頑張る姿を描いています。
身もふたもない言い方になりますけど、『輪廻転生』ということは当然、一度死んでから生き返る必要があるわけです。この時、今の主とお別れする瞬間と、また新しい姿で再会を果たすシーンが感動するのです。
ここまでだと「え? 前作とそんな変わらないじゃん」と思われるかもしれません。しかし、続編となる今作では前作と大きく違う点があるのです。
前作では『イーサン』という主に出会うため、犬のベイリーは何度も別の主とともに過ごす瞬間が存在しました。しかし、この作品ではイーサンの孫にあたる『CJ』という少女を中心として、ベイリーは転生して何度も姿を変えながらも、ずっと彼女の前に現れることになります。
「物語を一人に固定したら、つまらなくなるんじゃないの?」と思われるかもしれません。しかし、そんな不安を吹き飛ばすくらいに、むしろ面白くなっています。
その理由は、前作のように視点や状況がバラけることなく、新しい主である『CJ』の成長を克明に描いているので、彼女の幸せのために奔走するベイリーの姿も合わさって余計に泣けてくるからです。
この作品は、そんなベイリーのCJの生涯で起きる出会いと別れを基にして、私達を泣かせにくる作品なのです。
生きることの意味
前作も含めてなんですけど、この作品では『輪廻転生』を題材にしているためか、生き物の死についてメチャクチャ考えさせられる内容になっています。
まず物語は、主人公である犬のベイリーと前作の主であったイーサンの家族が、農場で楽しく暮らしている光景から始まります。
そんなある時、夫を亡くして農場で暮らしていたCJの母親『グロリア』はイーサンたち夫婦と言い争いを起こし「私にはもうこの子しかいないの!」と娘を連れて出て行ってしまいます。
娘や孫の事を心配し、意気消沈してしまうイーサンと妻の『ハンナ』。そこに追い打ちをかけるように老犬であったベイリーがついに寿命を迎えてしまいます。
愛犬の安楽死を傍で見守るイーサンは、その犬の転生という不思議な現象を知っており「俺にしてくれたように、今度はCJを助けてくれ」とベイリーにお願いをします。そこから、CJを幸せにするための、ベイリーの新しい冒険が始ます。
この映画を始めてみた方は「う~わ、なんだこの親…」と不快に感じるかもしれません。物語の中には、こんなちょっと不愉快に感じられるキャラが意外と出てきます。
そのせいで、周囲は理不尽な目に多々遭うんですけど、そういったシーンの存在が私達に生きることへの意味を考えさせてくれます。
生き物の死による出会いと別れ。上手くいかない人生から、私達に生きることの意味を考えさせてくれるのがこの映画で、大きな魅力の一つだと思います。
さいご
今回は、2019年に公開されたアメリカの映画『僕のワンダフル・ジャーニー』を紹介しました。
まとめると、
- 主人公である犬の『ベイリー』が輪廻転生を繰り返し、新しい主の幸せをするために頑張る姿を描いた作品
- この作品の魅力は、生き物の出会いと別れから、私達に生きることの意味を考えさせてくれるところ
最後までお読み頂きありがとうございました。
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