こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、解決すること以上に重要な問題を見つける力について紹介します。
みなさんは、問題をつくる側になったことはありますか?
- テレビのクイズ大会
- 学校の入試問題
- 資格などの試験問題
私達の生活している中で、何かしら問題を解かなければいけない場面というのは必ず存在しています。今までに一度も、問題を出された経験のない方というのはいない筈です。意外かもしれませんが、それだけ、私達にとって『出された問題を解く』という考え方は当たり前なのです。
ただ、このように提示された問題を解くという機会はあっても、そういった問題をつくる側に立つ方はほとんどないと思います。
実は、私達の生活の中では、この『出された問題を解く』能力よりも『問題を見つける』能力の方がとても重要なのです。
ここでは、私達にとって当たり前な『出された問題を解く』こと以上に、なぜ『問題を見つける』ことの方が重要なのかを紹介していきます。
解決すること以上に重要な問題を見つける力
なぜ『出された問題を解く』こと以上に『問題を見つける』ことの方が重要なのか簡単い説明すると、それは『解くべき問題が分かった時点でほぼ終わっている』からです。
こんな言い方をすると「何言ってんだお前?」と不審に思われる方もいるかもしれません。
どういうことか説明しますと、例えばの話、壊れたコピー機を想像してみてください。目の前にカタカタと変な音を出しながら震えているコピー機があったとします。
それを修理する際に、まずどこを調べればよいでしょうか?
- 機械の内部
- 紙の印刷口
- インクの挿入部
などなど選択肢は色々とある筈です。しかし、当然と言えば当然の話で、調べる場所というのは『壊れた原因のある部分』である必要があります。
そこ以外の場所をいくら調べたとしても、全くの無駄になってしまいます。なぜなら、『壊れた原因』という重要な問題は別にあるわけですから。
逆に言うと、『壊れた原因のある部分』さえ分かってしまえば、余程複雑な原因でもない限りは、ほぼ決まった工程で修理することが出来る筈です。
ようするに何が言いたいかというと、この『壊れた原因のある部分』を正確に見つけることが『問題を見つける』能力であり、これが上手くできていないと『壊れた原因』のない部分から問題をつくっているわけですから、いくら問題を解いても結果は出ません。
そして、『壊れた原因のある部分』さえ見つけることが出来れば、あとは既存の方法を使って解決することも可能なのです。
つまり、『解くべき問題が分かった時点でほぼ終わっている』というわけです。
問題の難易度を理解することが大事
しかし、そうは言っても「そもそも出てきた問題を解けなかったら意味ないじゃん!」と考えられた方もいると思います。確かに、いくら正しい問題を見つけられたとしても、それを解決できなければ意味はありません。
ただ、ここで大事なのは、前提として『その問題は解決できるものなのか』を考えておくことです。
例えば、先程のコピー機の話だと『壊れた原因のある部分』というのがそのコピー機のコンピューターそのものだったとしたらどうでしょう。もし原因が分かったとして、それって自力で解決できると思いますか?
まぁ今更かもしれませんが、もしも本当に身近にあるコピー機が壊れたなら、ほとんどの方がまずコピー機の業者に連絡すると思います。
つまり、『問題を見つける』ことには『その問題は解決できるものなのか』を同時に考えておく必要性が存在するわけです。
「そんなの普通じゃん!」と思われたかもしれません。しかし、これは『出された問題を解く』ことを当たり前だと考えている人には絶対に不可能な考え方です。
意外なことに、社会にいるほとんどの方が『その問題は解決できるものなのか』を理解せずに、ずっと頭を悩ませていることも珍しくありません。
なので、そうならない為にも『問題を見つける』能力というのは私達の思っている以上に重要なのだと、頭の片隅にでも置いておきましょう。
さいご
今回は、解決すること以上に重要な問題を見つける力について紹介しました。
まとめると、
- 『出された問題を解く』こと以上に『問題を見つける』ことの方が重要なのは『解くべき問題が分かった時点でほぼ終わっている』から
- 『問題を見つける』ことが上手くできていないと、問題をいくら解いても意味はないし、逆にちゃんと原因を理解して問題をつくれば、その時点で解けてしまうから
- また『出された問題を解く』ことを当たり前だと考えている人には、『その問題は解決できるものなのか』を理解することが出来ない
最後までお読み頂きありがとうございました。
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