こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、2009年に公開された映画『シャーロック・ホームズ』を紹介します。
みなさんは、ホームズという言葉にどんなイメージを持っていますか?
- 世界一有名な名探偵
- 不動産関係の会社?
- ミステリ小説の登場人物
一番多いのは、イギリスの作家アーサー・コナン・ドイルさんの生み出した名探偵の名前だと私は勝手に思っています。
この映画はタイトルの通り、アーサー・コナン・ドイルさんの描いた小説のキャラクター『シャーロック・ホームズ』を基にして作られた作品です。
ところで、みなさんは『シャーロック・ホームズ』という小説を読んだことはありますか?
名探偵としてホームズという名前を聞いたことはあっても、実際に彼の登場する作品を読んだことのある人は少ないと思います。
今回、この映画を紹介しようと思ったのは、アーサー・コナン・ドイルさんの小説を読んでいないのに、『ホームズ=推理小説』という固定概念を持ってしまっている人たちの考えを壊したいと考えたからです。
シャーロック・ホームズという作品をこよなく愛しシャーロキアンとまで呼ばれる方々には反感を買うかもしれませんが、言わせてもらいます。
シャーロック・ホームズは推理小説ではありません!
言っている意味がよく分からないと思われた方にこそ、ぜひこの映画をみてほしいです。
これから紹介する作品の魅力は主に三つです。
- ホームズは冒険小説?
- ミステリとアクションの両立
- 真の魅力はその新しい取り組み
具体的に説明します。
ホームズは冒険小説?
シャーロック・ホームズはミステリだけをメインにした小説ではありません。むしろ、ワクワクするような冒険に重点を置いた作品です。
まず、この『シャーロック・ホームズ』という作品はどんな内容なのでしょうか?
一言で表現すると、ホームズを中心としたアクション映画です。
「本来のシャーロック・ホームズと全然違うだろ!」と反論する方もいると思います。むしろ、そう思ってもらいたいからこそ、この作品を紹介しています。
突然ですが、この単語に聞き覚えはありますか?
- 赤毛連盟
- 唇のねじれた男
- まだらの紐
これらは、アーサー・コナン・ドイルさんの描いた短編小説のタイトルです。とても面白く有名な話でもあるので、実際に読んだことが無くても知っている方は多いかもしれません。では、この小説のまとめられた本のタイトルをご存じですか?
実は、その短編集には『シャーロック・ホームズの冒険』というタイトルが付けられています。
少々こじつけのように感じるかもしれません。しかし、私の言いたいのは『シャーロック・ホームズ』という作品は『冒険』というタイトルが付けられるほどにミステリ以外の要素を含んでいるということです。
むしろ、シャーロック・ホームズという作品は推理小説ではなく、冒険小説であると私は思っています。
その中でも、この作品はアクション映画と表現するほどに冒険の要素が強いです。しかし、的外れなシャーロック・ホームズという人物を表現してはいません。だからこそ、『ホームズ=推理小説』という矛盾を壊してくれると思っています。
シャーロック・ホームズという作品はミステリだと強く思われている方は、ぜひみてください。その固定概念を良い意味で破壊してくれます。
ミステリとアクションの両立
この作品の見どころは、本来あるミステリと映画らしい激しいアクションの要素を両立させているところです。
そもそも、この映画はどのような作品なのでしょうか?
先程、シャーロック・ホームズという作品は冒険小説だと主張しました。この映画は、本来あるミステリ要素を残したまま、その冒険小説としてのシャーロック・ホームズを最大限にまで引き上げた作品だと考えてください。
まず、ミステリ小説を基にした映画と思ってこの映画を見始めた方は、衝撃で言葉を失うと思います。私自身もそうでした。
とにかく、アクションが多い!
この映画を始めてみた時は、「え、タイトルを間違えた?」と思わず、二度見してしまったくらい驚きました。
それほどのインパクトがあります。正直、ミステリ小説を思い浮かべて見始めた人には不快に感じるかもしれません。
しかし、ミステリの要素がないわけではありません。そこは『シャーロック・ホームズ』とタイトルにある様にしっかりと描かれています。そのミステリを薄れさせてしまう程にアクション要素が強いのです。
私はこの映画をみた時に、改めてシャーロック・ホームズという作品は冒険小説だったのだと気付けました。その体験をぜひしてほしいです。
真の魅力はその新しい取り組み
シャーロック・ホームズ作品に共通する魅力は、冒険にミステリ要素を加えるなど、新しい取り組みをし続けてきたことです。
大前提として、シャーロキアンという熱烈なファンがいる程に、シャーロック・ホームズという作品はなぜ人気なのでしょうか?
その理由の一つは、シャーロック・ホームズという作品はその時代において全く新しい要素を取り入れた作品だったからだと考えています。
実際に小説を読んだことのある方に質問です。あなたは、シャーロック・ホームズという作品は、ミステリ小説と冒険小説のどちらだと思いますか?
意外とこの答えは分かれると私は思っています。なぜなら、ミステリ小説と表現すると、『エドガー・アラン・ポー』や『エラリー・クイーン』という作家たちと比べてミステリ要素が弱い印象を受けるからです。
では冒険小説なのかと問われると、正直、首を傾げたくもなります。
「いまさら何言ってんだ?」と思われるかもしれません。しかし、普通の冒険小説というだけでは、なぜこれ程の人気になったのか疑問に思えます。
そう考えた時に気付いたのは、この作品は両方の要素を持っていたからこそ人気の作品になったのではないかという考え方です。つまり、シャーロック・ホームズという作品は、ミステリ小説であると同時に、冒険小説でもあるのです。
そういった新しい要素を掛け合わせていったからこそ、人気の作品になったのだと思います。
そう考えると、この映画のアクションという部分もまた新しい要素だと言えます。今も進化を続けている作品だからこそシャーロック・ホームズは皆に愛されているのかもしれません。
さいご
今回は、2009年に公開された映画『シャーロック・ホームズ』を紹介しました。
まとめると、
- ホームズは冒険小説?
- ミステリとアクションの両立
- 真の魅力はその新しい取り組み
今迄と全く違うシャーロック・ホームズになっているので、ぜひみてほしいです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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