デフレって何?【デフレを終わらせる方法はないのか?】

知識

こんにちは! 物書きの忍者です!

今回は、日本の経済にも深く関わっている『デフレ』について紹介していきます。

みなさんは『デフレ』という言葉を知っていますか?

「今の日本はデフレだ!」みたいなことを耳にしたことがあるかもしれませんけど、そもそも「その『デフレ』ってなんだよ?」と疑問に思っている方は意外といる筈です。

ここでは、その『デフレ』とはそもそも何かを簡単に説明していきます。

デフレって何?

まず『デフレ』についてざっくりとした説明をしますと、『デフレーション』という言葉の略で、『物価』という私達の普段買っている日用品やサービスといったものの値段が全体的に下がっている状態を意味しています。

そもそもの話、なぜ物価が全体的に下がるなんて現象が起きるのでしょうか?

その理由を一言で言ってしまうと、値段を下げないと売れないという空気に社会全体がなっているためです。そのせいで、デフレという現象が起きます。

正直、こんな拙い紹介だけでは「何言ってんだお前?」と首を傾げたくなる方が大勢でると思うので、順を追って説明させてください(汗)

とりあえず『デフレ』のイメージとして、下のリストを参考にしてみてください。

  1. 売れないので商品の値段を下げる
  2. 安く売っているため、利益が少なくなる
  3. 会社の利益が下がり、働いている人の給料も減る
  4. 手に入るお金が少ないので、商品を買う機会が減る

なんで『デフレ』というのは多くの方たちから危険視されているのか。前提として、『デフレ』というのは物価が社会全体で下がっている状態だと理解しておきましょう。

物価が下がるという事は、私達の普段使っているようなものの値段も下がっているわけですから「安い値段で物が買えて最高じゃんか!」と思うかもしれません。そこで考えてほしいのは、そうした商品を買う側ではなくて、商品を売る側の事です。

例えば、もしもあなたが八百屋さんを営んでいたとして、野菜を安い値段で売っていた場合、その利益はどうなるでしょうか?

安い値段で売っているわけですから、当然、利益も少なくなるはずです。ようするに『デフレ』というのは、買う側にとってはメリットのように見えても、売る側にとっては望んだ利益の出しにくい状態にあるわけです。

ここでさらに考えてほしいのは、私達が日用品なんかを買うときに使用しているお金のことで、そもそもの話、そのお金はどのようにして手に入れていますか?

多くの方は給料と答えるかもしれません。ようするに、自分達の売っている商品やサービスを誰かが購入することによって得られたお金だという事です。

この時点で気付かれたかもしれませんけど、物価が下がることで「安い値段で物が買えて最高じゃんか!」と言っていた人が、その安くなった商品を買うため使うお金も給料からでています。つまり、そもそも使えるお金自体が少なくなっているわけです。

なので、あまり高い商品は買えませんし、物を買う機会そのものが少なくなるはずです。そこで、結果的に商品を買ってもらえるように値段を安くするしかなくなります。

このような現象が永遠に繰り返されて、経済をどんどん停滞させることから『デフレ』は多くの方たちから危険視されているわけです。

デフレを終わらせる方法はないのか?

ここまで『デフレ』についてざっくりとした説明をしました。そこで大勢の方が考えたのは「どうしたらデフレを終わらせられるんだ?」という素朴な疑問だと思います。

正直、危険視するぐらいならとっとと終わらせればいいと思われた方もいる筈です。

別に「そんな方法は存在しない!」というわけではありません。ぶっちゃけてしまうと、その方法とは『物が売れる』ことなんです。

この時「は?」と言いたくなった方のために説明しますと、そもそも『デフレ』というのは値段を下げないと物が売れないことから発生していることを思い出してください。

安く売っているせいで給料も下がり、安い商品じゃないと買えない状態に追い込まれ、更に値段を下げないといけなくなるという負のスパイラルです。

なので想像してみてほしいんですけど、最初に高い値段で大量に商品が売れたなら、後に続く連鎖も起きないと思いませんか?

そのため、デフレを終わらせようとしている国は、多くの国民が商品を買いたくなるような政策なんかをどんどん取り入れているのです。

まあ簡単に言ってますけど、社会全体を巻き込んで発生している現象なわけですから、その『売れる量』『売れる値段』なんかは物凄い数値になるはずです。なので、デフレの国の多くは、そこから脱出できていないのです。

『デフレ』を終わらせるためには、継続的に安定して物が売れるという『インフレ』を目指して行動するしかないのだと思っておきましょう。

さいご

今回は、日本の経済にも深く関わっている『デフレ』について紹介しました。

まとめると、

  • 『デフレ』とは『デフレーション』という言葉の略で、『物価』という私達の普段買っている日用品やサービスといったものの値段が全体的に下がっている状態
  1. 売れないので商品の値段を下げる
  2. 安く売っているため、利益が少なくなる
  3. 会社の利益が下がり、働いている人の給料も減る
  4. 手に入るお金が少ないので、商品を買う機会が減る
  • というサイクルを無限に繰り返すため、経済をどんどん停滞させることから『デフレ』は多くの方たちから危険視されている

最後までお読み頂きありがとうございました。

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