こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、他者に厳しく接することで起きる弊害について紹介します。
みなさんは、誰かの失敗によって嫌な気持ちになったことはありませんか?
色々な人と関わって仕事をしていると、要領の悪い人や失敗の目立つ人と出会うこともあります。というか、自身がその失敗の多い人物に当てはまると思われた方も少なくない筈です。
自身の起こしたミスはともかくとして、問題なくマジメに作業をされている方ほど、そうした失敗を目にすればイラっと来るかもしれません。
気付いていない相手にそうした失敗を指摘したり、全体の仕事そのものに問題を起こしかねない作業の手を抜くみたいな行為をしている人を注意するのは良いと思います。
しかし、その時にただ大声で怒鳴り散らすことは、どんな理由をつけたとしても愚策にしかなりません。
ここでは、そうした誰かの失敗を指摘する際に起きるかもしれない、間違った対応の仕方によって発生する弊害について紹介します。
他者に厳しく接することで起きる弊害
先に結論から言いますと、他者に厳しく接することで起きる弊害とは『正しい報告がされない』という問題です。
具体的に説明すると、普段から頭ごなしに相手を責め立てるように怒鳴ったりしていると、相手に「失敗を報告したら怒られる」みたいな意識が芽生えてしまい、ちゃんとした現場の情報が届かなくなるかもしれないのです。
ここで質問なんですけど、そもそも、間違いを指摘する意味とは何なのでしょうか?
あたり前のことかもしれませんが、その理由は『同じ失敗を繰り返させない』ためです。その為に、どうして失敗してしまったのか自覚させようと指摘しているわけです。
ようするに、問題を自覚させて同じ失敗を繰り返させないために指摘しているのです。
そこで考えてみてほしいんですけど、その時に怒鳴る必要ってあるんでしょうか?
よく「相手の事を思い、心を鬼にしてやっている」という言葉を耳にしますけど、もし本当に相手の事を思うなら、ただ闇雲に怒鳴る前に、それが相手に失敗の理由を理解させ、同じ失敗をさせないことにつながるのかと考える筈です。
大前提として、ただ他者に厳しく接することは何のメリットもない行為なのだと思っておいてください。
上司が怒鳴るほど、会社の生産性は下がる?
そうはいっても「いや、声を上げないと新人なんかは指示を聞かないだろ?」と思われた方はいるかもしれません。確かに、間違いを指摘しないことは相手を増長させてしまい、問題を起こしてしまいそうに思えます。
しかし、意外かもしれないんですけど、そうした怒りをぶつけるみたいな行為をしていなかった企業で生産性が上がったという海外での研究結果があるのです。
つまり、上司が心を鬼にして部下を怒鳴っているのは、会社にとっては生産性を下げる要因にしかなっていないというわけです。
別に、相手の失敗を指摘することは間違いではないと思います。しかし、その際に怒りを見せずに、どうして失敗が起きたのかを理解させるよう突き詰めていくことが大事です。
もしも、誰かの失敗を見てイラっとした時は、怒ることにメリットはないのだと言い聞かせて対応するように心がけてみましょう。
さいご
今回は、他者に厳しく接することで起きる弊害について紹介しました。
まとめると、
- 他者に厳しく接することで起きる弊害とは『正しい報告がされない』という問題
- 上司が心を鬼にして部下を怒鳴っているのは、会社にとっては生産性を下げる要因にしかなっていない
私自身、どうしても感情的になりやすい部分があるので、その戒めとして書きました。なので、正直な話、内容には個人的に言い聞かせようとしている所もあります。それでも役に立ててもらえたなら嬉しいです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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