こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、不安を抱え込んでしまう原因について考えてみたいと思います。
みなさんは、何か人に言えない悩みを抱えてはいませんか?
まったく悩みを持っていないという方はいないと思います。誰しも、その大きさや度合い、他人に言える言えないに関わらず、何かしら悩みを抱えている筈です。
ここでは、そんな私たちの抱えている悩みそのものを軽くするために、不安を抱え込んでしまう原因について考えてみたいと思います。
不安を抱え込んでしまう原因
先に結論から言いますと、不安を抱え込んでしまう原因とは『未来のことを考えてしまう』ことです。
もう少し具体的に言うと、私たちが不安な気持ちになってしまうのは、もしかしたら明日事故に遭うかもしれないとか、今の職を失ってしまうかもしれないとか、現在どうすることもできない未来のことを考えてしまう為なのです。
そもそもの話、どうして私たちは不安というものを抱え込んでしまうのでしょうか?
その理由は人によっていろいろあるとは思いますけど、具体的に原因の一つを挙げると、それは『未来のことを考えてしまう』からなのです。
どういうことかと言いますと、例えばの話、宝くじ売り場の前で悩んでいる人の姿を想像してみてください。ここで考えてみてほしいのですが、そもそもその人物は何を悩んでいるのでしょうか?
まあ、当たり前の話ですけど宝くじを買おうかどうか悩んでいるのですが、仮にですけど「ここで宝くじを買えば絶対に当たる」とわかっていたとしたら悩むでしょうか。おそらく、悩むなんてことはせずに、最も当選金額の高いくじを買うはずです。
ようするに何が言いたいかというと、私たちは「当たるかどうかわからない宝くじ」のように、不透明な先のことを考えようとする際に、不安になったり、悩んだりしてしまうわけです。
ここで少し疑問に思った方もいるかもしれませんが、そもそも、何で私たちは不安になるだけなのに未来のことを予想しようとしてしまっているのでしょうか?
その原因を簡単に紐解くと、私たちの先祖が狩猟文化から農耕文化に変わり始めたことがきっかけとされています。
私たち人間の先祖は最初、獲物を取ったり、森で木の実を採取したりなど、その日に必要な食事を当日に集めるという、所謂『その日暮らし』を主流にして生活していました。
しかし、ある時から畑を耕すことで定期的に食料を得られる『農耕』という文化を生み出しました。それによって、『その日暮らし』だった頃にくらべて満足に食料を得られなくなる心配をする必要がなくなったわけですけど、新たな問題を抱えることになります。
それは、今の私たちも抱えている『未来のことを考えてしまう』という不安です。
どういうことかというと、仮に狩猟による『その日暮らし』だった頃は、周辺にめぼしい食料が無くなった場合は住処を移るといった行動ができましたし、今日明日をどうやって生きようかという事で精一杯で、遠い未来を考えるなんて余裕はありませんでした。
そんな中で『農耕』という文化を手にしたことで、まず苦労して耕した畑を手放して別の土地に移ることは難しくなりましたし、季節や気候によっては収穫できる量が変化することで、毎年のように十分な量が収穫できるかどうか悩むようになりました。
つまり、私たちの生活を豊かにしてくれたはずの農耕文化の登場が、私たちが一生抱え込むことになってしまった『未来のことを考えてしまう』という不安の原因をも生み出してしまったわけです。
さいご
今回は、不安を抱え込んでしまう原因について考えてみました。
まとめると、
- 不安を抱え込んでしまう原因とは『未来のことを考えてしまう』こと
- 私たちが不安な気持ちになってしまうのは、もしかしたら明日事故に遭うかもしれないとか、今の職を失ってしまうかもしれないとか、現在どうすることもできない未来のことを考えてしまう為
最後までお読み頂きありがとうございました。
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