こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、商売を始める上で大切な価格設定について考えてみたいと思います。
みなさんは、売られている商品の値段について考えたことはありますか?
スーパーで売られている商品の価格を比較するなど、購入する側の視点として見る事はあるかもしれません。しかし、販売する側の視点で見ている方は少ないはずです。
ここでは、これから商売を始めようと考えておられる方のために、とても大切になる販売する側の視点について考えていきます。
商売を始める上で大切な価格設定
前提としまして、よく「誰にでも手に取ってもらいやすい手頃な値段で売ろう!」みたいな考え方が浸透していますけど、この考えは捨てることをオススメします。
「なんでだよ?」と疑問に思われた方のために説明しますと、そもそも『手頃』と表現できるような安い値段で私達のような一般人が商売を継続させることは、ものすごく難しいからです。
もう少し具体的に言いますと、安い値段で売るという方法は本来、大量に生産して大量に売ることで利益を生み出そうとするもので、その生産にコストがまったく掛からないといった何かしらのメリットがない場合「大量に生産して、多くの地域にばらまくぞ!」みたいな形でないと、まず商売として成立しにくいんです。
これは、どうしても他店との競争の関係で、安い価格で売ることを迫られてしまうケースの多い飲食店を経営されている人などは良く理解していると思います。
そもそもの話、ネットの普及からどこにいても手頃な値段で質の良い商品を購入できるようになった今の時代で、安い価格だけで勝負することに勝ち目はほぼないです。なので、「誰にでも手に取ってもらいやすい手頃な値段で売ろう!」みたいな考え方は今すぐに捨てましょう。
その商品にあった価格を見極める?
ここまで、安い値段で売ることを避けるべき理由を説明しました。この時、たぶん多くの方は「それで? 安くしちゃだめならどうしろっていうんだよ?」と思われたかもしれません。では、何を基準にして価格を決めればよいのでしょうか?
その基準について簡単に言ってしまうと、売りたい商品についた『ブランド』から考えてみましょう。
どういうことか説明を始める前に、ここでちょっと話を変えさせてください。ホテルの最上階なんかにある高級レストランに行ったことはありますか?
あそこでは、庶民である私達は滅多に利用のできない価格で料理を出しているにも関わらず、多くのお客さんが利用していたりします。それはなぜでしょうか?
もちろん「ホテルとかが出資しているからじゃないの?」という部分もあるかも知れません。しかし、一番の理由はそこに『ブランド』があるからです。
どういうことか説明しますと、そもそもその高級レストランを利用しているお客さんたちは何を目当てにしているのかを考えてみてください。
- 三ツ星シェフの作る料理
- きれいな夜景の見える場所
- 雑誌で紹介されるような有名店での食事
先程、ネットの普及から安くて質の良い商品が簡単に手に入る様になったと話しました。そのため、商品を売る際には『ブランド』という商品の付加価値がメチャクチャ重要な時代になっています。
高級レストランで分かりにくかった方は、メイド喫茶を想像してみると分かりやすいかもしれません。あそこは、『メイドと話す』という付加価値をつけることで、普通ならジュース一杯でも「高い!」と言いたくなるような価格なのに経営を成り立たせています。
ちょっと嫌な言い方になりますけど、パワーストーンなんかに至ってはたかが石ころなのに、何の疑問も持たずにお金を払って手に入れようとする人がいます。
経営者の方たちにとってはメチャクチャ当たり前の事なのかもしれません。ただ、これから商売を始めようと思われている方たちにとっては大事になる考え方なので、商品の価格を決める際には漠然とした理由から安い値段をつけようとせず、『ブランド』という付加価値を意識してみましょう。
さいご
今回は、商売を始める上で大切な価格設定について考えてみました。
まとめると、
- 「誰にでも手に取ってもらいやすい手頃な値段で売ろう!」みたいな考え方は捨てることをオススメする
- そもそも『手頃』と表現できるような安い値段で私達のような一般人が商売を継続させることは難しいから
- 価格設定は、売りたい商品についた『ブランド』という付加価値から考える
最後までお読み頂きありがとうございました。
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