こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、1999年に放映されたアニメ映画『のび太の結婚前夜』を紹介していきます。
みなさんは、人間にとって大事なことはなんだと思いますか?
- そんなの、人それぞれ違うだろ?
- 自己啓発みたいのは興味ない
- 別に知ってたって役に立たないだろ?
人間にとって大事なことと言っても意味が広すぎるので、的を射た答えというのはないような気もします。しかし、その問題に対する一つの答えをこの映画が教えてくれます!
まぁ、こんな偉そうな言い方をしても、実際はそう受け取らない人の方が多いと思います。私自身捻くれた性格をしているので、自己啓発などは、まず疑ってかかるようにしていますから(汗)
ただ、子供の頃、この映画を見た私はある言葉にすごく感銘を受けました。この時点で少しでも興味をもって頂けたなら、ぜひ映画を見てほしいです!
この映画の魅力は主に二つです。
- なぜしずかはのび太を選んだのか?
- 人間にとって大事なこと
一つずつ説明します。
なぜしずかはのび太を選んだのか?
源静香はなぜ結婚相手に野比のび太を選んだのでしょうか?
出木杉英才などもっといい相手がいたはずなのに?
それはのび太の人間性に惹かれたからだと思います。
今更かもしれませんが、ドラえもんという作品の中で、小学生ののび太は未来でしずかと結婚をします。・・・なぜでしょう?
そもそも、ドラえもんの中にはもっと魅力的な男子がたくさん登場しています。真っ先に名前が挙がる人物としては出木杉です。小学生でありながら、彼はまさしく絵に描いたような女子の理想とする男子を体現した人物です。
一方のび太は、文字通り世界中の人間が知っているキング・オブ・落ちこぼれです。ダメ人間、落ちこぼれという言葉に小学生と付けば、ほぼすべての人間が連想する人物です。
しずかが特殊な性癖の持ち主でもない限り普通ならあり得ない選択です。
いうなればその理由が描かれているのがこの映画です。
この映画は、まさに主人公ののび太自身がしずかと将来本当に結婚ができるのか不安になる所から始まります。
のび太はドラえもんと共にタイムマシンに乗り込み、自分の結婚式を見に行きます。
しかし、ドラえもんのミスで二人は結婚式の前日に到着してしまいます。
しかたなく、二人は結婚式の日取りを間違えて式場に現れた未来ののび太を追いかけて、様子を見守ることにします。
ここで捕捉をしておきますが、この未来の世界にドラえもんはいません。
つまり、未来ののび太たちは秘密道具に頼ることが出来ません。そんな中で未来ののび太たちはあるトラブルに遭遇します。
その時の彼らの行動をぜひ見てほしい!
小学生時代の友達が集まる飲み会の席で、ジャイアンはその出来事を通してしずかが結婚相手にのび太を選んだ理由が何となく分かったとのび太に言っています。
人間にとって大事なこと
人間にとって大事なこととは何でしょうか?
その答えは『人の幸せを願い。人の不幸を悲しむこと』だと語られています。
結婚前夜、しずかは家族と夕食をとっています。寝る前にしずかは父親の書斎に向かいます。
そこで、しずかは父親に結婚をやめると言い出します。
子ども時代、このシーンを見ていた私は「そりゃそうだ」と不謹慎にも納得していたことを覚えています。
しかし、話をよく聞いてみるとしずかが結婚をやめたい理由は、のび太が嫌になったからではなく、両親に何も残せない事への後悔と、結婚生活への不安でした。
その時に父親がしずかに言ったセリフが深い!
この映画は、このセリフの為だけにあると言っても過言ではありません!
特に、私の中で印象に残っている、このシーンで語られるのび太に対する父親が思う評価を書いておきます。
『あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。それがいちばん人間にとってだいじなことなんだ』
さいご
今回は、1999年に放映されたアニメ映画『のび太の結婚前夜』を紹介しました。
まとめると、
- なぜしずかはのび太を選んだのか?
- 人間にとって大事なこと
ドラえもんの映画は子ども向けとは思えない程、泣ける名作が多いです!
興味を持って頂けたなら『のび太の結婚前夜』以外もぜひ見てください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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