こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、人身攻撃に効果があるのかについて考えてみたいと思います。
みなさんは、「人身攻撃」という言葉を聞いたことはありますか?
簡単に言ってしまうと、ある論証や事実の主張に対して、主張自体に正当な反論をするのではなく、「お前みたいな奴の言うことなんて信用できるか!」のように、その主張をした個人の性格や思想など取り上げて攻撃することを指しています。
正直、悪意のある絶対に使ってはいけない論法です。
ただ、そんな論法でも使われてる意味があるのか疑問を持ったことのある方に向けて、人身攻撃に効果があるのかについて考えてみたいと思います。
人身攻撃に効果があるのか
先に結論から言いますと、人身攻撃に効果があるのかというと『過去の失敗などによって評価に影響する』ことはあります。
もう少し具体的に言うと、人身攻撃に効果があるのかというと、その効果はあり、過去の失敗や不正などによって、主張そのものの価値や説得力は関係なく、評価を著しく下げてしまうのです。
正直な話、「人身攻撃」というのは、本来は提示された論証に対して異議を唱える場合に具体例などを挙げながら反論をするところを、主張した人自身に対象を挿げ替えて、主張した人物の人格を否定するなどして主張そのものの効力を無くそうとするものであり、褒められたやり方ではありません。
とはいえ、どんなに嫌われた論法であったとしても議論において使用してしまう人は多々います。
その理由のひとつをはっきり言ってしまうと、「人身攻撃」というのが、論証の評価を下げるという意味では確かな効果があるからです。
どういうことかと言いますと、少しだけ想像してみてほしいのですが、例えば、子どもへの虐待で逮捕された経験のある人物が「子どもを痛めつけるのは最低の行為だ」と主張したとします。それを聞いた時、どう思うでしょうか?
たぶん「お前が言うな!」と言いたくなる人が大半だと思います。
ようするに何が言いたいかというと、私たちは主義主張に対して「それを言った人間は誰なのか」「どんな人物であるのか」を意識してしまいがちで、その際には主張そのものに意味はなく、どんなに正しい事を言っていたとしても評価を下げてしまうのです。
さいご
今回は、人身攻撃に効果があるのかについて考えてみました。
まとめると、
- 人身攻撃に効果があるのかというと『過去の失敗などによって評価に影響する』
- 人身攻撃に効果があるのかというと、その効果はあり、過去の失敗や不正などによって、主張そのものの価値や説得力は関係なく、評価を著しく下げてしまう
最後までお読み頂きありがとうございました。
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