主人公は冴えない銀行員?【マスク】

映画

こんにちは! 物書きの忍者です!

今回は、1994年に公開された映画『マスク』を紹介します。

みなさんは、欲望のままに行動した経験はありますか?

  • 一人カラオケで好きな曲を喉がかれるまで歌いまくった
  • 好物をドカ食いしたことがある
  • 一睡もせずに徹夜でゲームをやりまくっていた

酒の力やストレスの解消のために、思い切った行動に出てしまうことはたまにあると思います。

この作品は、緑色の不思議な仮面を手に入れたことで、スゴイ能力を得てしまった主人公が、その能力を利用して解放された自分の欲望の赴くままに可笑しな行動に出てしまうコメディ映画です。

もう少し具体的に言うと、ギャグマンガの主人公が現実に世界に現れて周囲を引っ掻き回すような作品です。

その主人公がとにかくおかしい!

この『おかしい!』という言葉には、面白いと表現すると同時に、訳が分からないという意味も多分に含んでいます。

断言しますが、この作品は一切頭を使うことなく見ていられます。そして、ふとした瞬間に誰でも吹き出してしまう面白さを持っています。

これから紹介する要点は主に三つです。

  • 主人公は冴えない銀行員?
  • 見どころは、酔っ払いよりヒドイ行動
  • ギャグマンガと映画の融合

具体的に説明します。

主人公は冴えない銀行員?

この作品の主人公は、アパートで愛犬の『マイロ』と暮らしている冴えない銀行員の『スタンリー・イプキス』だ。彼が緑の仮面を拾うところから物語は始まります。

まず、作品のタイトルにもなっている『マスク』とは何なのでしょうか?

これは主人公が川で拾った謎の仮面を指す言葉であり、それを被ることで主人公が変身した姿『マスク』という緑色の頭をした怪人を表しています。

では、その主人公とは誰なのでしょうか?

この作品の主人公は、行動がいつも空回りしてしまい不幸な目に遭ってばかりいる冴えない銀行員『スタンリー・イプキス』です。

物語は、イプキスが銀行で働いている場面から始まります。ある日、彼の働く銀行にこの作品のヒロインである『ティナ・カーライル』という歌手が口座を開きにやってきます。

窓口対応をしていたイプキスは彼女に一目惚れしてしまいます。少々浮かれてしまう彼ですが、その後、度々不幸に見舞われます。

最後には橋の上で車が故障してしまい立ち往生してしまうイプキスは、悔やみながら川の方を眺めていました。そこに、川で溺れている人を発見してしまい慌てて飛び込みます。

しかし、その溺れているように見えていた物はゴミの山と、海藻の絡まった緑色の仮面でした。川に入っているところを警察に見つかり何とか誤魔化しますが、その時に拾った仮面をつい持って帰ってきてしまいます。

まだ本編の始まる前の段階ですが、正直、この説明を聞いているだけだと惨めな主人公を可哀想にしか見れないと思います。

しかし、主人公を演じている俳優のジム・キャリーさんの演技力の高さからか、ただ可哀想なはずの主人公に対して、何故か笑いがこみあげてきます。この体験を作品を見てぜひしてほしいです。

見どころは、酔っ払いよりヒドイ行動

この作品の見どころは、主人公のイプキスが緑の仮面をかぶって変身した姿『マスク』の引き起こす現実ではありえない、はっちゃけた行動である。これがスゴク面白い!

この作品の見どころの一つは、主人公のイプキスが川で拾ってきた仮面をつけて変身した姿『マスク』の引き起こす事件です。

この仮面には、つけた人間に超人的な力を与えるだけでなく、その人間が持っている欲望を強くする効果があり、マスクの行動は質の悪い酔っ払いや理性のない子供のように情緒不安定です。

ある意味、頭がおかしいとも表現できます(汗)

このマスクの起こす破天荒な行動が映画の見どころであり、途中で吹き出してしまう程に面白いです。

イプキスが仮面をつけて変身したマスクは、主に『女にモテたい』という気持ちが増大していて、ヒロインであるティナに好意を持ってもらおうと行動します。

しかし、その為に、銀行を襲撃してお金を盗んだり怒りに任せて車の修理をしていた奴らに復讐したり、一貫性がないです。

みなさんの中にも、現実で、酔っ払いのとる意味不明な行動を見て、クスッと笑ってしまった経験のある人はいると思います。

この映画は、そういった、ちょっと馬鹿みたいに思えるところを詰め込んだ作品です。子供なんかが偶に見せる、可笑しな行動に笑ってしまった経験のある人はぜひ見てみてください。きっと気に入ると思います。

ギャグマンガと映画の融合

この映画の魅力は、目玉が飛び出すといったマンガやアニメにあるようなCG表現を実写映画に取り入れているところである。

この映画は1994年にアメリカで公開された作品ですが、既にみたことのある方は日本でも多くいると思います。それほど、人気のある映画です。

では、なぜ人気があるのでしょうか?

その理由の一つは、オーバーアクションともとれるマンガのような表現を、この時代では珍しいCGを使って実写映画に上手く取り入れているからだと思います。

今でこそ、CG表現というのは、それほど珍しくありません。アメリカ映画だけでなく、特撮ヒーローなどでも多分に含まれている技術です。

しかし、この映画が公開されたのは1994年です。この時代から考えるとスゴイ事のように感じませんか?

もう少し具体的にするために例を挙げると、私達の良く知っているソニーの販売しているゲーム機『PlayStation』が販売されたのが1994年です。

プレステの販売された年に公開されたわけですから、映画が撮影されたのはそれよりも前になります。そんな年に製作されているにも関わらず、この映画で使われているCGと実写部分の掛け合いに違和感はありません。

そこが、この映画を人気にした要因の一つだと私は思っています。

まるでギャグマンガの主人公が現実に現れたかのような展開を、この時代のCGを最大限に使い見事に表現しているので、ぜひみてほしいです。

さいご

今回は、1994年に公開された映画『マスク』を紹介しました。

要点をまとめると、

  • 主人公は冴えない銀行員?
  • 見どころは、酔っ払いよりヒドイ行動
  • ギャグマンガと映画の融合

馬鹿馬鹿しい内容の作品なので、中には不快に感じる方もいるかもしれません。

ただ、頭を使う必要はないので、軽い気持ちで見て、楽しんでもらえると嬉しいです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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