民主主義の正しい認識【意外とメンドイ政治体制?】

知識

こんにちは! 物書きの忍者です!

今回は、民主主義の正しい認識について紹介します。

みなさんは、『民主主義』という言葉を知っていますか?

おそらく「ようは、多数決の事だろ?」と答える方がほとんどだと思います。確かに、民主主義というのは大勢の意見を尊重しているイメージがあります。

しかし、ただ多数決で決めるだけの政治体制だと考えているなら、それは大きな間違いです。実は民主主義というのは、私達の思っているようにそう単純な政治ではなく、いくつかある政治体制の中でもメッチャ面倒くさい考え方なのです。

ここでは、ただ多数決で決めるというイメージの強い『民主主義』に関して、意外と知られていない部分を紹介していきます。

民主主義の正しい認識

先に結論から言いますと、民主主義というのは『すべての人民に政治的な考えを持つこと』を前提としている政治体制です。

もう少しわかりやすく説明しますと、言い方はあれですけど、民主主義は私達に「テメェら全員、今すぐに正しい国の在り方を考えろや!」みたいなことを強要しないと成立しない考え方なのです。

「は?」と思われたかもしれません。どういうことかというと、そもそも『多数決』とは、誰が誰に票を入れているのか考えたことはありますか?

もちろん、票とは私達国民が、国民の代表となる人を決めるために入れています。

ようするに、民主主義でいうところの『多数決』とは、私達の意見を代弁してくれる政治の代表者を決めることを前提にしているわけです。

ここで重要なんですけど、その『私達の代表者』を選挙なんかで決めるとして、その基準はどうしたらいいでしょうか?

当然と言えば当然のことで、私達の生活を豊かにして、経済や自国を発展させてくれる優秀な人を『私達の代表者』にしたい筈です。

ちょっと考えてみてください。もしも、都合の良い事ばかり言って、実は中身のない発言をしていた人を『私達の代表者』に選んでしまったとしたら、その国で暮らしている私達がヒドイ目に遭うと思いませんか?

つまり、そうした間違いを犯さないためにも、民主主義では優秀な『私達の代表者』を選び出すために、表面的な情報だけに惑わされない様、選ぶ権利を持った私達『すべての人民に政治的な考えを持つこと』を強要している政治体制なわけです。

多数派の意見がすべてではない?

そもそも民主主義という考え方に関して、『多数派の意見』だけが尊重されるのだと思われている方が多いですけど、実はそうではありません。

民主主義とは、多数派の意見を一応は推し進めながらも、『少数派の意見』にも目を向けることを前提としている考え方なのです。

ようするに、ちょっと意外に感じるかもしれませんけど『全ての人民の声を聞く』ことを念頭に置いているわけです。

「嘘だ!」と思われた方もいるかもしれません。確かに、なんとなく少数の意見を無視して推し進めているイメージがあります。そこで、他の政治体制について少し考えてみましょう。

『非民主主義』というと、貴族の選ばれた人間のみで国の在り方を決める『貴族制』、絶対的な一人の指導者がすべてを決めて統治するという考え方である『君主制』なんかがあります。

ここで目を向けてほしいのは、『非民主主義』ではまったく意見を聞いてもらえない人が存在するということです。

「民主主義でもそうじゃないの?」と思われたかもしれません。しかしそうではなく、民主主義では『私達の代表者』を決めるという点で、『非民主主義』にはなかった意見を言える機会が存在しています。

そこが他の政治体制と違うところであり、民主主義『全ての人民の声を聞く』ことを目指している今の時代で最も多くの国で採用されている理由です。

さいご

今回は、民主主義の正しい認識について紹介しました。

まとめると、

  • 民主主義というのは、『すべての人民に政治的な考えを持つこと』を前提としている政治体制
  • その理由は、私達の生活を豊かにして、経済や自国を発展させてくれる優秀な人を『私達の代表者』を惑わされずに選び出すため
  • 民主主義とは、多数派の意見を一応は推し進めながらも『少数派の意見』にも目を向けることを前提としている考え方

最後までお読み頂きありがとうございました。

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