人工知能VS武家である大家族の戦い【サマーウォーズ】

こんにちは！　物書きの忍者です！

今回は、2009年に公開された映画『サマーウォーズ』を紹介します。

みなさんは夏休みの予定をもう決めていますか？

恐らく、まだ決まていない方が殆どだと思います。中には、実家に帰省しようと考えている方もいるかもしれません。

ただ、混乱している今の状況で旅行に出るのは難しく、色々な理由から断念しようとしている方も少なくない筈です。

今回この作品を紹介しようと考えたのは、一人っ子であまり大家族と過ごした経験のない人や、田舎に帰りたくても出来ずに寂しい思いをしている方にこそオススメしたいと思ったからです。

この映画では、一人っ子で育った高校生が、学校の先輩に頼まれて26人というすごい数の親族が集まる先輩の実家で曾祖母の誕生日に参加することになります。

この曾祖母を中心にして、家族や人とのつながりを感じられるのがこの作品の一番の見どころだと思っています。

これから紹介する話の要点は主に二つです。

具体的に説明します。

人工知能VS武家である大家族の戦い

この作品は、インターネット上に存在する仮想世界OZ（オズ）を乗っ取ろうとするハッキングAI『ラブマシーン』と、武士の家系だという26人の大家族が戦う物語である。

まずタイトルにもある『サマーウォーズ』とはどういう意味でしょうか？

日本語にすると、夏の戦争です。これは主人公の訪れることになる『陣内家』という昔武士の家系だったという田舎の大家族と、インターネット上に突如現れた謎の人工知能『ラブマシーン』との戦いを表しています。

この『AI 対家族』というのが、この映画での主軸となっています。

「ちょっと待て、田舎に住む家族と人工知能がどうやって戦うんだよ！」と思った方がいるかもしれません。確かに、田舎という単語からはネット環境以前に、パソコンがあるのかすら怪しく感じます。

そんな状況では、ハブとマングースの戦いのように勝負が成立するのかも不安ではあります。

ところが、この陣内家の人たちのいうのが自衛隊や消防士など、いろんな職業についています。しかも、その家のトップである曾祖母があらゆる機関にスゴイ人脈を持つ人物として描かれています。

つまり、現実世界で相当な力と人脈を持っているわけです。

そんな家族が現実世界で必死に戦いながら、今時のSNSのようにインターネット上にあり、あらゆる設備にアクセスして干渉が可能な仮想世界OZ（オズ）を乗っ取ろうとするハッキングAIラブマシーンを止めようとするのがこの作品です。

今も進化し続けている最新の人工知能と昔ながらの人とのつながりの戦いがテーマになっています。正直、こんな説明だけではどうやって戦うのか想像しづらいと思います。なので、そこは実際にみて確認してほしいです。

物語は、夏休みにOZの保守点検していた数学の天才『小磯健二』（こいそけんじ）が学校の先輩『篠原夏希』（しのはらなつき）に曾祖母の誕生日で大家族の集まる自分の実家で彼氏のフリをしてほしいと頼むところから始まる。

この作品の主人公は、数学オリンピックに出場を狙える実力を持った高校生『小磯健二』（こいそけんじ）です。

夏休みに健二が学校の部室で仮想世界OZの保守点検を友人『佐久間敬』（さくまたかし）としていた時、学校の先輩『篠原夏希』（しのはらなつき）がバイトとして自分の実家についてきてくれないかと誘いに来ます。

憧れの先輩の頼みを聞き、今年で90歳を超えるという夏希の曾祖母『陣内栄』（じんのうちさかえ）が誕生日をするという実家にお邪魔することになった健二。

夏希のバイトというのは、実家にいる間だけ自分の彼氏のフリをしてほしいというもので、ついてから説明された健二は戸惑ってしまいます。

大学生だという嘘の経歴を仕方なく語りながらも、26人いる親族が一堂に集まるとあって騒がしい大家族の中で、普通のサラリーマン家庭で育ち一人っ子だった健二は賑やかな時を過ごします。

そんな時に、彼の携帯に数字の羅列の描かれた不思議なメールが送られてきます。それを何かの暗号だと理解した健二は、問題を解いて返信してしまいます。

翌日、OZの管理権限が乗っ取られたというニュースが流れ、その犯人として自分の姿が映し出されたことから、後になって自分の解いた暗号がOZのセキュリティだったことに気付きます。

この仮想世界OZを乗っ取ったAIラブマシーンの起こす問題を前に、数学が得意なだけの高校生がどう関わっていくのか、それがこの作品の見どころの一つです。

今回は、2009年に公開された映画『サマーウォーズ』を紹介しました。

まとめると、

家族とのつながりというのを客観的に感じられる映画なので、ぜひみてほしいです。

最後までお読み頂きありがとうございました。