『PM理論』とは?【組織を円滑に動かすための考え方?】

知識

こんにちは! 物書きの忍者です!

今回は、社会心理学で提唱されている『PM理論』について紹介します。

みなさんは、『PM理論』という言葉を聞いた事はありますか?

○○理論という似た用語が乱立している中で「これだ!」と明確に答えられる方は少ないと思います。

ここでは、そんな紛らわしさも感じる『PM理論』とは何のことかを簡単に紹介していきます。

『PM理論』とは?

先にざっくりとした説明をしますと、『PM理論』とは『P機能』『M機能』という二つの能力要素を基にして、組織におけるリーダーのタイプを四つに分類する社会心理学の考え方の事です。

その四つのリーダータイプというのは、

  • 『PM型』理想の上司タイプ
  • 『Pm型』仕事人間タイプ
  • 『pM型』平和主義タイプ
  • 『pm型』遊び人タイプ

この『PM理論』を提唱した社会心理学者の三隅みすみ二不二じふじさんは、『P機能』『M機能』の強弱のバランスによってその人の持っているリーダーシップの在り方を分類できると考えました。

ここで多くの方は「分類とか以前に、そもそも『P機能』とか『M機能』ってのはなんだよ?」という不快感を持つかもしれません。

まず『P機能』というのは『パフォーマンス・ファンクション』という言葉の訳で、目標達成のため部下に働きかける能力のことです。わかりやすく言うと「明日までにこの資料をまとめておいてくれ」といった感じで、他人に仕事を任せたりすることを指しています。

そして『M機能』とは『メンテナンス・ファンクション』を訳した用語で、集団の存続のため部下に配慮する能力を表しています。ようするに、飲み会を開いたり部下の悩みを聞いてあげたりなど、周囲の気遣いなんかに重点を置いた考え方のことです。

例えば、目標達成機能である『P機能』が高すぎると、部下や周囲への気配りのできないワンマン社長のような状態になりますし、集団維持機能である『M機能』だけ高いと、仕事の納期に間に合わないなど目標を達成する能力の低い組織になるかもしれません。

『PM理論』とは、そういった事態にならないために自分や相手がどのタイプにあたるのかを客観的に理解し、修正できる方法として生み出されたものだと思っておきましょう。

なので、今からでも自分や職場の上司はどのタイプにあたるのかを考えてみて、これからの仕事を円滑に行うために利用してみませんか?

さいご

今回は、社会心理学で提唱されている『PM理論』について紹介しました。

まとめると、

  • 『PM理論』とは『P機能』と『M機能』という二つの能力要素を基にして、組織におけるリーダーのタイプを四つに分類する社会心理学の考え方
  • 『P機能』とは目標達成のため部下に働きかける能力のことで、『M機能』は集団の存続のため部下に配慮する能力を表している

最後までお読み頂きありがとうございました。

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