こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、『ランチョンテクニック』について紹介します。
みなさんは、『ランチョンテクニック』という言葉を聞いた事はありますか?
「ランチの親戚?」と思われた方もいるかもしれません。
『ランチョン』というのは簡単に言ってしまうと、ランチよりも格式ばった昼食の事です。なので、なんとなく食事の関係しているテクニックなのかなと予想できると思います。
ここでは、そんな食事の時に使える『ランチョンテクニック』とは何なのか、わかりやすく紹介していきます。
『ランチョンテクニック』ってなに?
結論から言ってしまうと、『ランチョンテクニック』とは会食のように誰かと一緒に食事をすることで、相手との親近感が高まり、交渉や商談などで肯定的な返事を引き出しやすくなるという心理的なテクニックの事を表しています。
これはアメリカの心理学者グレゴリー・ラズランが提唱しました。彼は『パブロフの犬』で有名なイワン・パブロフが犬を使った実験によって条件反射という現象を証明したことを知り、こうした自然な反応を別の事柄にも結び付けることはできないかと考えました。
もっとわかりやすい言い方をすると、「食事をした時に生まれる幸福感を、どうにかしたら商談や交渉の内容と結びつけられるんじゃね?」みたいなことを考えて生まれたのが『ランチョンテクニック』なわけです。
そもそもの話、なんで一緒に食事をしながら交渉をすると、相手に肯定的な反応を引き出せるのでしょうか?
前提として『ランチョンテクニック』というのは、無関係な二つの現象が、関係のあるもののように錯覚してしまう心理作用『連合の原理』を利用しています。
どういうことかと言いますと、私達は食事をとると幸せホルモンとも呼ばれている『セロトニン』が分泌されます。ざっくりとした言い方をするなら、美味い飯を食べたら幸せな気持ちになれるんです。
そうした状態の時に交渉をすると『連合の原理』が働いて、その交渉の内容に対しても幸せな気持ちみたいなものを錯覚してしまい、好意的な印象を与えやすくなるわけです。
そのためか、外交や政治、ビジネスの現場では商談や交渉の際に、会食などと称して食事をするケースが非常に多くみられます。
なので、もしも、ちょっとしたお願いや頼みごとを誰かにしたくなった時などは、この『ランチョンテクニック』を念頭に置いて利用してみることをオススメします。
さいご
今回は、『ランチョンテクニック』について紹介しました。
まとめると、
- 『ランチョンテクニック』とは誰かと一緒に食事をすることで、相手との親近感が高まり、交渉や商談などで肯定的な返事を引き出しやすくなるという心理的なテクニックの事
- 『ランチョンテクニック』というのは、無関係な二つの現象が、関係のあるもののように錯覚してしまう心理作用『連合の原理』を利用している
最後までお読み頂きありがとうございました。
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