こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、能ある鷹は爪を隠す理由について考えてみたいと思います。
みなさんは『能ある鷹は爪を隠す』ということわざを聞いたことはありますか?
その意味を簡単に説明すると、鷹は獲物に気付かれないように狩る直前になるまで爪を隠していることに由来して、実力のある者はいざという時までその能力を見せびらかすことをせずにひた隠しにすることを表したことわざです。
殆どの人が聞いたことのある言葉かもしれません。ただ、質問なのですが「そんなことをして意味があるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
そんな能力のない私に真意はわからないのですが、このことわざを知った時は「いや、隠さず普段から出しとけよ」と思ってしまいました(汗)
ここでは、才能や能力のある人たちがなぜそれを隠す必要があるのかを考えていきます。
なぜ才能のある人はその能力を隠すのか?
才能のある人がその能力を隠す理由として真っ先にあがるのは、『嫉妬による嫌がらせから身を守るため』だと思います。
私達は、共感する事や共通した部分を持つことを重視して、自分とは明らかに違う人を避ける傾向があります。
特に、自分よりも秀でた能力を持った相手に対しては、嫉妬という感情からその人を黙殺して社会的に殺そうとしてしまうこともあります。
正直「何言ってんの?」と感じた方がいるかもしれません。例えばの話、みなさんの周りに天才と呼ばれるような人がいたことはありませんか?
天才は言い過ぎかもしれませんが、どこか周囲と浮いた空気を持った人というのは必ずいた筈です。
仮に、そんな人がいたとして、その人に話しかけようと思いますか?
そっとしておこうと考える方が殆どだと思います。これは、周囲と浮いている人に話しかけた場合、自分の周りの人から変に思われるのではという本能が働くために起きます。
つまり、私達は周りと違う行動をすると仲間外れになると理解しているために、周囲と違う何かを持った人を避けたり追い出そうと自然に考えてしまうのです。
そうした目に遭わないために、才能のある人というのは周囲の能力を隠しているのかもしれません。
天才は利用される?
もう一つの理由は『他人の才能を利用する』ことを考えている人から身を守るためです。
「どういうこと?」と首を傾げたくなるかもしれません。わかりやすい例えとして、仕事などで誰よりも優秀な人をイメージしてみましょう。
多くの人がそんな優秀な人になりたいと思っている筈です。ただ、現実としてそのような立場にいる人はどうでしょうか。単純に、その人たちの仕事量を考えたことはありますか?
個人的な意見ですが、もし身近にそんな人がいたなら、自身のしている仕事も代わりにしてもらえないかと頼んでしまうかもしれません。
ようするに、できる人と周囲に思われると、その分だけ多くの仕事を回されてしまうかもしれないという事です。
昔の偉人でさえこうした体験をして「周囲の人間には、自分の能力は低くと思わせとかないと一生扱き使われるぞ!」みたいなことを言っていたりします。
『能ある鷹は爪を隠す』というのは、そうしたことから身を守るための手段なのかもしれません。
さいご
今回は、能ある鷹は爪を隠す理由について考えてみました。
理由をまとめると、
- 嫉妬による嫌がらせから身を守るため
- 誰かに才能を利用されないため
正直「こんな記事に意味あるの?」と思われる方はいると思います。こんなことを書いたのは、私のような凡人の認識によって、世界に大きな影響を及ぼすはずの天才を社会から殺してしまうこともあると知ってほしかったからです。
意外かもしれませんが、才能のない私達の考え方が、才能を持った人たちの人生を大きく左右しているという認識を、頭の片隅にでも置いておいてくれると嬉しいです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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