こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、若い頃の失敗に意味があるのかについて考えてみます。
みなさんは、「若い頃の苦労は買ってでもしろ」という言葉を聞いたことはありませんか?
たぶん聞いたことのない人はいないと思います。意味を簡単に言ってしまうと、若い時にする苦労は将来における貴重な経験となるので、若いうちはできるだけ楽な道ではなく、あえて困難な道を選択した方が将来の役に立つという意味の言葉です。
誰もが知っているような有名な言葉ですけど、実際のところ、「それって本当なの?」と疑問に思ったことのある人は大勢いる筈です。
正直、今まで生きてきて「失敗」を経験したことがない人はいないでしょうし、誰だって何かしらの失敗談があると思います。しかし、その「失敗」に意味があったのか、ただ気持ちが落ち込んだだけだと感じている人もそれなりにいると思います。
ここでは、「それって本当なの?」と疑問に感じたことのある方に向けて、若い頃の失敗に意味があるのかについて考えてみます。
若い頃の失敗に意味があるのか
先に結論から言いますと、若い頃の失敗に意味があるのかというと、失敗することに意味はあり、早い段階で失敗した人は将来に成功する可能性が上がるのです。
正直な話、当たり前かもしれませんけど「失敗」を経験したいと思っている人はいません。誰だって、できる事なら「失敗」したくないから何度も練習をしますし、事前に入念な準備を行います。それでも、意図せず起きてしまうのが「失敗」です。
それで、実際のところ「失敗」することに意味はあるのでしょうか?
はっきり言ってしまうと、「失敗」することに意味はあります。若い頃に「失敗」を経験することによって、将来に成功する可能性を高めてくれるからです。
どういうことかと言いますと、海外の研究で、1990年から2005年までの記録からアメリカ国立衛生研究所(NIH)で助成金を申請していた若手科学者を対象にして、「助成金をもらえた人」と「助成金をもらえなかった人」で分けて、その後10年間の動きを調べられました。
具体的には、助成金をもらえた「成功した側」と、助成金をもらえなかった「失敗した側」を比較して、それぞれ10年後までにどれだけの論文を出して、大勢の人に引用されるような影響力のある論文を出したのか追跡したそうです。
その結果、「助成金をもらえた人」よりも「助成金をもらえなかった人」の方が影響力のある論文を生み出す確率が高くなりました。つまり、早い段階で「失敗」を経験している人の方が成功する確率が上がるという事です。
とはいえ、注意してほしいのは、ここでいっている「失敗」というのは、あくまで『本人の意図しない形で起きたもの』のことを指しています。
例えば、あからさまに手を抜いてしまうことや準備を怠ってしまうなど、わざとする「失敗」には意味がありません。
なので、意図的に「失敗」しようとするのではなく、黙々と努力してきた結果として「失敗」してしまった時、落ち込んだ気持ちから立ち直るために利用する程度にしましょう。
さいご
今回は、若い頃の失敗に意味があるのかについて考えてみました。
まとめると、
- 若い頃の失敗に意味があるのかというと、失敗することに意味はあり『早い段階で失敗した人は将来に成功する可能性が上がる』
- ただし、ここでいっている「失敗」というのは、あくまで『本人の意図しない形で起きたもの』を指してして、わざとする「失敗」には意味はない
最後までお読み頂きありがとうございました。
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