敵が自滅するのを待つ【孫子の兵法の考え方】

書評

こんにちは! 物書きの忍者です!

今回は、孫子の兵法の考え方について紹介したいと思います。

みなさんは、誰かと争ったことはありませんか?

  • 他社との商売における競争
  • 役者として配役の取り合い
  • スポーツによる争い

競争社会で生きている私達にとって、誰かと争わなければいけない機会は必ず存在します。しかし、そんな場面に遭遇した時にどう行動すればいいのかわからない人は多い筈です。

ここでは、中国の兵法書『孫子』を参考に、争いになった時にどう行動すべきかを簡単に紹介します。

敵が自滅するのを待つ

先に結論から言ってしまうと、私達が争いになった時に取るべき最善の行動とは『敵の自滅を待つ』ことです。

「何言ってんの?」と思われるかもしれません。確かに、争いというのは言ってみれば『相手よりも自分はすぐれている』ということを証明しようとする方法の一つなわけですから、そうやって『自滅するまで待つ』なんてのんびりしていると逆にやられてしまいそうな感じもします。

ただ、孫子の兵法によると、そもそも争いにおいて実際に戦って勝利することは愚策であると書かれています。

そんなことを聞いても、納得のいかない方は多いと思います。なので、少し考えてみてください。

例えば、私達がどこかの国につかえている将軍の一人で、他国との戦争のために今すぐ準備をしろと命じられたとします。その時に必要になるモノは何でしょうか?

  • 他国と戦うために十分な数の兵
  • その塀が装備するための武器や鎧
  • 他国までの移動や戦っている間に消費する全員の食料

ちょっと考えただけでもかなりのモノが必要になります。これはほんの一部です。しかも、食料などは絶対に必要な物でありながら消耗品なわけですから、戦いが長引けばその分自国が損をすることになります。

これは戦争に限った話ではありません。つまり、実際に戦おうとする行為というのは、私達の思っている以上に失うモノが存在するわけです。

場合によっては、勝利した時に得られるモノ以上に損失の方が大きくなるかもしれません。

なので、孫子の兵法では、争いにおいて実際に戦うというのは最後の手段であり、自分は守りを固めて、相手にあえて無理な行動をさせて自滅するのを待つのが得策だと説いています。

さいご

今回は、孫子の兵法の考え方について紹介しました。

まとめると、私達が争いになった時に取るべき最善の行動とは『敵の自滅を待つ』ことです。

その理由は、実際に戦って勝とうとすれば、その準備などで私達の思っている以上に損失を出すかもしれないから。

これはあくまで『孫子』の一部をメチャクチャ簡単に説明しただけです。できれば、この機会に実際に読んでもらえると嬉しいです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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