こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、伏瀬さんのライトノベル作品『転生したらスライムだった件』を紹介します。
みなさんは『異世界転生モノ』という言葉を聞いたことはありますか?
聞いたことのない方は意外といるかもしれません。これは、最近のアニメやライトノベル作品でよく目にするようになったジャンルの事で、その名の通り地球から異世界に転生してしまった存在を主人公にしている作品を指す言葉です。
ライトノベルなどを敬遠されている方や、アニメなどに詳しい方たちからすると、飽和状態とも呼べるこのジャンルの一つをオススメすることに不快感を持つかもしれません。
ただ、この作品はそんな私自身の後ろ向きな考えがあったとしても、今こうしてオススメしたくなるくらいには面白いと思ってください。
特に、今迄の人生の中で一度でもゲームにハマった経験のある方は絶対にハマります!
ここでは、そんなゲーマー経験のあるゲーム好きの方たちにこそオススメしたいライトノベル作品『転生したらスライムだった件』を紹介していきます。
ゲームで定番の雑魚キャラが主役?
タイトルからある程度予想されていると思いますが、作品の大筋を先に説明します。
物語は、日本でゼネコンに勤務していた普通の会社員『三上 悟』(みかみ さとる)が通り魔に刺されて死亡するところから始まります。
亡くなってしまった筈のサトルは、その後に何故か洞窟の中で目を覚まします。そして、自分の体が球体状の『スライム』へと変わってしまっていることに気付きます。
自分のいた日本とは全く違う世界で、殆どのゲームで雑魚キャラとして知られている『スライム』に転生してしまった主人公が異世界でどう過ごしていくのかを描いているのがこの作品です。
RPG好きの人たちからすると「そんなすぐやられそうなキャラを主人公にして、話が続けられんの?」と疑問に思うかもしれません。
しかし、この『スライム』はただの雑魚キャラではありません。
- 捕食した生き物の力を得られる
- 食べた物を四次元ポケットのように収納できる
- 『大賢者』というナビゲーション機能を搭載
「え? どこら辺が雑魚なの?」と首を傾げたくなるくらいに超ハイスペックなスライムです。そんなスゴイ生物が活躍するのがこの作品の見どころになります。
性格の悪い奴にイジメられたり、冷遇されたりなどちょっとしたストレスなんかとマジで無縁の作品なので、スカッとした爽快気分を味わいたいと考えている方にも強くオススメします。
有名ゲームのいいとこ取りをした作品
この作品の一番の見どころは、物語の端々で描かれている、私達に昔やった何かしらのゲームの姿を思い起こさせるその要素の数々です。
『ドラクエ』や『ポケモン』、『どうぶつの森』など一度はプレイしたことのある有名なゲームを思い出してみてください。そのゲームのいいとこ取りをしているのが、このライトノベル作品です。
「どういうこと?」と疑問に感じた方に説明すると、例えば『ドラクエ』というのは大雑把に言うと主人公を含めた仲間達を育成しながら、冒険と共に魔物達を倒して魔物のボスでもある魔王を倒すことを目的にしたゲームです。
この作品では、その『育成』や『魔物』みたいな『ゲームの目玉』ともいえる要素を物語の中に取り入れています。
他にも、作品の主人公である『スライム』はただ冒険をするだけではなく『他国と交易』をしたり、更には自分の国を造るという『内政』にまで関わっていきます。
ようするに、私達のよく知っているゲームのおいしい部分を、これでもかと詰め込んだ作品と言えます。
「おぉ、昔これハマったな!」といった懐かしい体験をしたいと思った方は、試しに一度手に取ってみませんか?
さいご
今回は、伏瀬さんのライトノベル作品『転生したらスライムだった件』を紹介しました。
要点をまとめると、
- 殆どのゲームで雑魚キャラとして知られている『スライム』に転生してしまった主人公が異世界でどう過ごしていくのかを描いた作品
- その見どころは、私達に「うわ、懐かしい!」みたいな体験を思い起こさせるゲーム的要素の数々
最後までお読み頂きありがとうございました。
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