【大晦日とは、家にこもる日?】大晦日の由来とは

知識

こんにちは! 物書きの忍者です!

今回は、大晦日の由来について紹介していきます。

みなさんは、「大晦日(おおみそか)」って言葉の意味を知っていますか?

一年の締めくくりともいえる12月31日は大晦日。そのことは誰もが知っていることかもしれません。しかし、そもそもなんで「大晦日」なんて言い方をするのか、知っている方は少ない筈です。

ここでは、そんな誰でも一度は疑問に思ったことのある大晦日の由来について紹介していきます。

大晦日の由来とは

そもそも「大晦日(おおみそか)」という言葉はどこから出てきたのでしょうか?

大晦日という言葉の意味をざっくりと説明しますと、一年の最後に迎える「晦日(みそか)」という意味になります。

こんな言い方をしますと「は? なんだそれ?」と思われたかもしれません。この新しく出てきた晦日というのは、簡単に言ってしまうと月の最終日を表しています。

つまりは、一年の最後に迎える12月の最終日なので、頭に「大」をつけて大晦日と呼ぶようになったわけです。

・・・と、これで終わってしまうと「ふざけるな!」と色々なところからクレームが来るかもしれないので続けさせていただきます(汗)

ここで素朴な疑問なんですけど、なんで月の最終日のことを「晦日(みそか)」なんて呼び方をするようになったのでしょうか?

その意味については、実は旧暦というものが深く関わってきます。

旧暦とはざっくりとした言い方をするなら、月の満ち欠けを利用して日付を決める方法の事です。その旧暦の中では一ヶ月を月の満ち欠けで表していて、月初めの日となる1日から15日かけて月は満月に近づいていくんですけど、満月になった月はまた15日の間に徐々に欠けていき、最後には隠れてしまいます。

その最初の1日を「新月(しんげつ)」と言い、最後に月の隠れてしまう30日のことを「晦日」と昔の人は呼んでいたのです。

ここで少し話は変わるんですけど「三十路」って漢字を読むことはできますか?

別に馬鹿にしているわけではないので怒らないでください。「みそじ」って読みますけど、これはつまり「三十(みそ)」と読むことが出来るという事です。

ようするに何が言いたいかというと、、「晦日」という言葉には「月が隠れる日」と、「三十日(みそか)」という二つの意味が含まれているのです。

大晦日とは、家にこもる日?

そもそもの話なんですけど、「大晦日」って何をする日なんでしょうか?

新しい年を迎えるための準備をする日なのは何となくわかるので、そのために大掃除なんかを真面目にやっているわけですけど、おせちお雑煮なんかをつくって、鏡餅門松とか飾りなんかをして、最後には年越しそばまで食べて、108回も打たれる除夜の鐘を毎年のように耳にするのはなぜでしょうか?

その理由を簡単に言ってしまうと、日本では『歳神様(としがみさま)』というその年一年間を見守ってくれる偉い神様をお迎えするための準備をする日なのです。

お正月に飾ることになる門松鏡餅というのは、その「歳神様」が家にやって来るための目印であったり、稲作にも深く関わる神様である「歳神様」へのお供えであったりします。

つまり、12月に私たちが行っている大掃除というのは、家の中にある穢れを掃除によって落として、「歳神様」という正月の偉い神様を迎え入れるための準備というわけです。

同じ理由から、年越しそばには麺が切れやすいというところから、「一年の厄を断ち切る」という意味があり、除夜の鐘には「清め」の意味があるのです。

そのため、昔の伝統では「年籠り(としごもり)」といって、大晦日の夜は眠らずに家の中で過ごして、やって来る「歳神様」にお祈りを捧げる日でした。だからこそ、おせちお雑煮鏡餅などと言った大掛かりな準備を、私たちは毎年のようにしていたわけです。

さいご

今回は、大晦日の由来について紹介しました。

まとめると、

  • 『大晦日(おおみそか)』とは、一年の最後に迎える月の最終日「晦日(みそか)」という意味
  • 日本では『歳神様(としがみさま)』というその年一年間を見守ってくれる偉い神様をお迎えするための準備をする日

最後にちょっとした豆知識として、私たちが節分の日に耳にする「恵方(えほう)」というのは、その年に『歳神様(としがみさま)』のいる場所の方角を表しています。つまり、私たちが節分の日に食べる恵方巻きは『歳神様』のいる方向を向いて食べていたのです。

昔の人は、この恵方というのをすごく気にして、参拝をする際には恵方の方角にある神社に、何か新しい事を始める時にも恵方の方角に向かって行っていたそうです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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