こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、藤臣柊子さんのコミック・エッセイ『みんな元気に病んでいる。』を紹介していきます。
タイトルから想像できるかもしれませんが、この本はうつ病や依存症など、心の病にかかった普通の人々を描いています。
私がこの本をオススメするのは、読者の皆さんにあることを伝えたいからです。
それは、この本のタイトルにもなっているみんな元気に病んでいるということです。辛くなること、逃げたくなることは当たり前の事なんです。
私はこのことを、声を大にして言いたい!
先日、中学生がいじめを受けて自殺したニュースを見ました。私がそのニュースを見たのは偶然でしたが、嫌なこと、辛いことを皆さん何かしら体験し、耳にしたことがあると思います。
ただ普通に生きていくだけでもつらいこの世の中で、しんどい思いをしているのが自分だけではないと勇気を持ってほしいと思い、今回はこの作品をオススメしています。
特に、この作品で注目する点は三つです。
- 色々な心の病が見れる
- マンガ形式で読みやすい
- 著者が病んでいる
色々な心の病が見れる
この本には心の病を患っていた人たちの実体験が書かれています。その数は19!
19人の実体験が短くまとめられています。これだけいると、自身の体験と共感できる人物がいるかもしれません。
また、書かれている体験のほとんどが、切っ掛けは特殊なものではなく、自分の身にも起こりそうな有り触れたことです。だからこそ、この作品を読んでいると、辛い人生の中でも生きている彼らから勇気をもらうことが出来ます。
マンガ形式で読みやすい
次の利点として、この作品は短編マンガのようになっていてとても読みやすく、ちょっと空いた時間などに軽い気持ちで一話を読みきることが出来ます。
落ち込んでいる時などは、長大な活字を見るだけでしんどくなると思うので、ちょっとしたスキマ時間にオススメです。
著者が病んでいる
この作品の著者さんも、作品の中で紹介されている方たちと同じく心の病を患っています。
これは私の勝手な思い込みですか、こういったメンタルに関わる本を書く人間の多くは実際に自身が同じ体験をしたことのない健常者であることが多い気がします。
ですので、本の中で偉そうなことを書いていても全く共感することが出来ません。そういった意味で、この作品の著者さんは同じ患者であるからこそ、生きているのがつらい皆さんと共感できることが書けていると思います。
さいご
私の言っていることはすべて無視していいです。ただ、もし今生きるのがつらい人はこの本を手に取ってみてください。これだけは騙されたと思って試してください。お願いします。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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