こんにちは! 物書きの忍者です!
今回は、やる気の出ない人に本当に必要なものは何か考えてみたいと思います。
大前提として、やる気を出すためには何が必要だと思いますか?
- そりゃ、終わった後のご褒美だろ!
- 大切なのは、目標を決めること
- そもそも、やる気とか必要?
などなど、人によっていろいろな手段や考え方があると思います。一概に「これが正しくて、あれは間違いだ!」と決めつけることはできません。
『やる気』というのは本当に面倒です。田舎を題材にした映画などに出てくる、普段からカリカリしている頑固で気難しい老人のように面倒くさいです。
スイッチの入っている時は、活動的になってよいのですが、一度でもスイッチが切れると、そこからまたスイッチを入れるまでに長い時間を要してしまいます。
ここでは、デール・カーネギーさんの著書『人を動かす』を参考にして、私達のやる気スイッチを入れるために何が必要かを紹介します。
これから紹介する、やる気のない人に必要だと思うものは主に三つです。
- 欲望を明確にしておく
- 承認欲求を利用する
- 素直な称賛を送る
具体的に説明します。
欲望を明確にしておく
自分の欲しいものはないか、必要としているものは何か、自分の欲望を明確にしよう。やる気になる為の原動力になるので、そこをまず理解しておく。
人は何を原動力にして行動するのでしょうか?
デール・カーネギーさんの有名な著書『人を動かす』には、どんなに欲のない人でも、必ずと言っていいほど欲しがるものをいくつか挙げています。
- 健康と長寿
- 食物
- 睡眠
- 金銭および金銭によって買えるもの
- 来世の命
- 性欲の満足
- 子孫の繁栄
- 自己の重要感
デール・カーネギーさんは、人を動かすには、相手の欲しがっているものを与えることが唯一の方法だと、本の中で語っています。
つまり、私達が行動するためには、この欲しているものを満たそうとする感情が必要なわけです。
「欲が必要なのは何となくわかったけど、それを明確にしたとして、どう行動すればいいの?」と疑問に思われたかもしれません。
ここで、私達の欲しがっているものと、それを実現するために必要な行動を結び付けて考えてみましょう。
- 健康的な体=適度な運動
- お金を稼ぐ=仕事をする
- 来世の命=とりあえず善行を積む?
最後のは少し極端かもしれません(汗)
ただ、自分の欲しいと思っていることと、それにつながる行動というのはある程度決まっていると思います。それを実行してみましょう。
「ちょっとやる気が出ないなぁ」と思った時に、自分の欲望について考える方法を試してみてください。
承認欲求を利用する
誰かの役に立つ行動をしましょう。そして、周囲がドン引きするくらい陰で自画自賛してください。
先程、私達が行動するためには、欲しがっているものを満たそうとする感情が必要だと紹介しました。
しかし、それを適用できる範囲は限られているような気もします。例えば、睡眠などは寝る時間と場所を確保するくらいしか実行できることがありません。
ここで気付いてほしいのが『自己の重要感』という単語です。誰もが欲しがるものの一つとして挙げられていますが、これはどういう意味でしょうか?
自己の重要感とは、誰かに認められたい、称賛されたいといった感情を指す言葉です。
著書の中で、デール・カーネギーさんは、この偉くなりたい、目立ちたいという気持ちが無ければ、人の文明は生まれなかったかもしれないと語っています。
それだけ、この承認欲求ともいえる感情は強い力を持っているということです。
ただ誰かに認められたいという感情ですから、あらゆる行動と結びつけやすいです。やる気になる方法として利用しない手はありません。
しかし、ここで少し考えてみましょう。この承認欲求を満たすためにはどう行動すればよいでしょうか?
イメージとしては誰かの役に立つ行動だとは思います。しかし、そういった行動をしたとして、すぐに結果が出ることは稀ですし、相手に評価されるかどうかすらわかりません。誰かに称賛されるなどかなり先の話だと思います。
そこで、やる気を持続するための方法として、自画自賛をしてください。誰かが認めてくれる前に、自分で自分を褒めましょう。
「なんかカッコ悪くないか?」と思うかもしれません。しかし、私の実体験として、意外と効果はあります。
もしかすると、『誰かに認められたい』という範囲には自分も含まれているのかもしれません。嘘だと思った人はぜひ試してみてください。
素直な称賛を送る
他人の欠点を非難する前に、相手の長所や良いと思ったところを褒めましょう。お世辞ではなく、本心から思う言葉で称賛を送ってください。
私達がやる気を出すためには、承認欲求というものを利用する必要があると分かったと思います。
では、その承認欲求を満たすためには具体的にどう行動すればよいのでしょうか?
それは、相手の長所に対して素直な称賛を送ることです。
「自分とは全く関係ないじゃん!」と思うかもしれません。しかし、ここで少し考えてみましょう。
あなたは最近になって、誰かを褒めた記憶はありますか?
この問いに『YES』と答えられる方はメチャクチャ少ないと思います。なぜなら私達は、人の短所をみつけて批判することが大好きだからです。
納得のいかない人はいると思います。ただ単純な話として、自分が他人を褒めていないのに、誰かに褒められたいと考えるのは虫のいい話だと思いませんか?
ちょっと抽象的と感じた方に、もっとメリットとなる話をすると、私達は、自分で口にした言葉を、自分が言われていることのように錯覚することがあります。
人間と言うのは、批判を口にすると、自分も批判されているような気がしてネガティブになりますし、良い事を口にすれば、自分が称賛されているような気になりポジティブになる生き物です。
なので、自分が言われても嬉しくないお世辞ではなく、本気で誰かを称賛することで、自分を褒められているような錯覚を起こしてみましょう。
さいご
今回は、やる気の出ない人に本当に必要なものは何か考えてみました。
まとめると、
- 欲望を明確にしておく
- 承認欲求を利用する
- 素直な称賛を送る
これが絶対に正しいとは思いません。ただ、これを読んだ方の役に立ってくれると嬉しいです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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