ヘーゲルの考えは無意味?【実存主義とは】

哲学

こんにちは! 物書きの忍者です!

今回は、デンマークの哲学者キルケゴール『実存主義』について考えてみます。

みなさんはキルケゴールという名前を聞いたことはありますか?

たぶん、聞いたことのない人が殆どだと思います。正直、私も最近まで全く知りませんでした(汗)

ここでは、あまり知られていない哲学者キルケゴールという人物について、『実存主義』という考え方と共に紹介していきます。

ヘーゲルの考えは無意味?

キルケゴールという哲学者について簡単に説明すると、当時流行していたヘーゲルの考えを真っ向から否定した人物です。

詳しい説明を始める前に、少し復習させてください。前にヘーゲルの唱えた『弁証法』とは『対立する考えを戦わせ、新しい考えを生み出していく方法』だと紹介しました。

ちょっと考えてみてほしいのですが、この方法だと最終的に生み出される『真理』っていつ頃に出来るのでしょうか?

やろうと思えば無限に繰り返されるわけですから、ひょっとすると人類が滅ぶ直前になっても答えが出ないかもしれません。

そこで「生きている間に答えが出なかったら意味無いだろ?」みたいなことを言って、ヘーゲルの考えに反論をした哲学者がキルケゴールです。

キルケゴール『人類にとっての真理』というどこか他人任せな『真理』など不要だと考え、今を生きる個人にとっての『真理』を求めることこそ必要なのだと考えました。

『真理』とは個人のためにこそ必要

『実存主義』について説明すると『今を生きている人間個人に重点を置いた考え方』のことです。

もう少しわかりやすい言い方をすると「誰にでも通じる普遍的な『真理』に意味ない、俺達一人一人の為の『真理』を求めることにこそ意味があるんだ!」というスポコンとかで出てきそうな暑苦しさを感じるセリフをイメージしてください。

キルケゴールは、今を生きている個人が納得でき、それを得る為なら死んでもいいと全力を傾けられるモノこそが『真理』なのだと唱えました。

ようするに、ヘーゲル客観的『真理』を求めたのに対して、キルケゴールは逆に主体性を持って『真理』を追究することを主張したわけです。

さいご

今回は、デンマークの哲学者キルケゴール『実存主義』について紹介しました。

要点をまとめると、

  • キルケゴールとは、当時流行していたヘーゲルの考えを真っ向から否定した人物
  • 実存主義は、今を生きている人間個人に重点を置いた考え方のこと

最後までお読み頂きありがとうございました。

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