読むだけで励みになる【失敗図鑑 すごい人ほどダメだった】

書評

こんにちは! 物書きの忍者です!

今回は、大野正人さんの作品『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』を紹介します。

みなさんは失敗をして落ち込んだ経験はありますか?

  • 頼まれた仕事を失敗
  • 待ち合わせを忘れる
  • 忘れ物をしてしまう

などなど、誰しも失敗してしまった事はあると思います。

この作品は、そんな落ち込んでいる人にこそ読んでもらいたい本で、失敗したとしてもポジティブにとらえられる元気を私達にくれます。

ピカソアインシュタインといった有名人の失敗を題材にしている本です。『10歳からでも読める!』と謳っているように子供向けの本なのでメチャクチャ読みやすく、普段から読書する習慣のない人にもオススメします。

この作品で紹介したい魅力は主に三つです。

  • 読むだけで励みになる
  • 幅広く偉人の裏話を知れる
  • メチャクチャ読みやすい

具体的に説明します。

読むだけで励みになる

失敗というネガティブなものを題材にしているのに、本に書かれている優しい口調とポジティブなとらえ方で、ただ読んでいるだけでも励みになる。

みなさんは『失敗』と聞くと何を想像しますか?

ネガティブなイメージを持つ人が殆どだと私は思います。しかし、この本では『失敗』という言葉をポジティブにとらえています。

この本の初めにはトーマス・エジソンが登場します。誰もが知っている有名な発明家です。

エジソンは自分が有名にような発明をするまでの間に沢山の失敗をしたと本の中で話します。エジソンの失敗については知っている方も多いと思います。『発明王』と呼ばれている彼を『失敗王』という人がいる程に沢山の失敗をしています。

ここで一番印象に残るのは、命に係わるような失敗に直面する前に、沢山の失敗をしておいた方がいいと私達に語り掛けてくることです。

失敗は恥ずかしく、できればしたくないと考えるのあたりまえのことです。しかし、世の中には絶対に失敗できない状況というのが存在します。その時に備えて、してもいい時に沢山の失敗をすることは、むしろラッキーだととらえようと本の中で言っています。

この本は失敗を恐れている子供たちを励ますために書かれています。しかし、子供だけに限らず大人でも勇気をもらえます。むしろ、失敗して落ち込むことの多い大人にこそふさわしい本だと私は思っています。

幅広く偉人の裏話を知れる

ライト兄弟やココ・シャネルなど20名以上の偉人の裏話を知ることができ、偉人の歴史に興味を持つ取っ掛かりになる

ネット環境の発達した現代で、特定の偉人を詳しく調べることは簡単にできます。ただ、興味があるのならともかくとして、一人一人を詳しく調べるのは正直に言って面倒くさい作業だと思います。

そんな時、この本は、詳しく調べないと出てこない様な『偉人の失敗』という珍しい裏話を簡単に知ることができます。

例えば、二宮金次郎は逃げ出したことがある。夏目漱石は引きこもりだったなど興味を引く内容が本の中で紹介されています。

この本を読むと、偉人は雲の上の存在などではなく、私達と同じ人間なのだと改めて実感します。その後、不思議とその偉人はどんなことをした人なのか詳しく知り合くなります。

「偉人や歴史は勉強したいけど興味が湧かない」と言う方にもオススメします。歴史を学ぶ前の取っ掛かりに利用してみませんか?

メチャクチャ読みやすい

『10歳からでも読める!』という言葉の通り子供向けの本なので、もの凄く読みやすく、本を読みなれていない人でも手に取りやすい。

子供を対象に書かれている本なので、とても読みやすいです。漢字にフリガナも振ってあるので、知らない感じが出てきて読むのをやめるといったことは絶対に起きません。

『子供向けの本を大人が読むのは恥ずかしい』という方はいると思います。しかし、この本は本当によくできています。大人でも学べる所のある良書だと私は思っています。

私がこの本を手にしたのは2020年に入ってから、この記事を書く少し前です。その時は、『失敗』という本の表紙に惹かれて購入しました。

元々、失敗をするとすぐ落ち込むような面倒な性格をしていたのですが、沢山の失敗をすることはラッキーだと書かれたこの本を読んで勇気をもらえました。

子供向けの本だとバカにせず、本を読むのが苦手な人。私の様に落ち込みやすい人は読んでみてください。

さいご

今回は、大野正人さんの作品『失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!』を紹介しました。

この本の魅力をまとめると、

  • 読むだけで励みになる
  • 幅広く偉人の裏話を知れる
  • メチャクチャ読みやすい

この機会にこの本を読んでくれる方が増えてくれると嬉しいです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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